ステンドグラス構成のデザイン V . 30-100064
ドゥースブルフはアウドのロッテルダム・スパンヘン集合住宅プロジェクトのためにもステンドグラス窓を設計しており、1920年にはそこにドゥースブルフの色彩とリートフェルトの家具を組み合わせたモデルアパートが公開されました。絵画・建築・工芸を分離しない総合芸術としてのデ・スティルの理想が、この下絵の一本一本の線に込められています
■アーティスト
テオ・ファン・ドゥースブルフ(Theo van Doesburg、1883年8月30日 - 1931年3月7日)
オランダ・ユトレヒト生まれの画家・建築家・美術評論家です。初めは自然主義的な作風をとっていましたが、1915年にモンドリアンの絵に出会ったことを機に抽象絵画へと傾倒していきます。 1917年、ピエト・モンドリアンらとともに芸術グループ「デ・ステイル」を結成し、同名の雑誌を創刊。垂直・水平の線と原色による新造形主義・非具象芸術の普及に努めました。1920年代にはバウハウスと積極的に交流し、それまで表現主義的だった同校の方針転換に影響を与えました。また、ロシア構成主義者やダダイストとも幅広く交流し、運動間の橋渡し役を担いました。1925年頃、ドゥースブルフは建築などへの応用を念頭に対角線を導入した「エレメンタリスム」を提唱しましたが、これを巡ってモンドリアンと対立し、モンドリアンはデ・ステイルを離脱します。その後ドゥースブルフが主導を続けたものの、1928年に雑誌の刊行が中止となり、1931年の彼の死をもって運動は終焉を迎えました。
■作品概要
Design for Stained-Glass Composition V.
黒い線が縦横に走り、大小さまざまな矩形が埋め尽くしています。規則的でありながら、どこか不規則。均等ではない矩形の大きさと密度の変化が、微妙なリズムと呼吸をもたらしています。1917〜1918年に制作されたこの作品は、カトウェイクのヴィラ・アレゴンダのために設計されたステンドグラス窓の下絵です。建築家J.J.P.アウドとの協働によるもので、実際のステンドグラスはハーグのクラベット工房によって制作されました。デ・スティルにとってステンドグラスは単なる装飾ではありませんでした。ドゥースブルフはデ・スティル創刊以前からすでに建築家との協働を始めており、1916年にJ.J.P.アウドと出会い、アウドが建設中の住宅のためのステンドグラスを依頼されたことから、建築と芸術の統合という理想が実践へと移されていきました。窓が、絵画になっています。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
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