瀑水香魚図 25-100121
白い波しぶきと黒い岩の力強いコントラストの中、空高く跳び上がる鮎の一瞬を捉えた構図は、静止した版画の中に確かな動きと勢いを宿しています。
■アーティスト
小原古邨 [ おはらこそん ] (1877-1945)
本の画家・木版画の下絵師で、花鳥画を中心に活躍しました。本名は小原又雄で、加賀国(現・石川県)出身。鈴木華邨に学び、フェノロサの影響を受けながら、アメリカ向けの花鳥画を多く制作しました。初期は肉筆画を発表し、版元・松木平吉の依頼で版画の下絵を手掛けました。大正時代には「祥邨」、昭和初期には「豊邨」と号を改め、渡辺版画店などを通じて多くの作品を発表。彼の版画は、伝統的な浮世絵技法と写実的な表現を融合させた独自のスタイルで評価されています。作品は主に海外輸出向けで、ボストン美術館や大英博物館などに所蔵。近年、日本国内でも展覧会が開催され、その芸術性が再評価されています。
■作品概要
瀑水香魚図(ばくすいこうぎょ)
白い波しぶきが黒い岩に砕け散り、その勢いをついて一匹の鮎が高々と空中に躍り上がっています。描かれているのはアユ(鮎)、雅称「香魚」です。清流に棲み独特の香りを放つことからその名がついたアユは、日本では古くから夏の川を代表する魚として愛されてきました。銀緑色の体に腹のほのかなピンク、帆のような背びれ。清流の魚らしい涼やかな色彩が、激しい波しぶきの白と鋭く対比しています。水面下にも一匹の姿が描かれ、瀬を遡ろうとする生命の力強さが全体に漲っています。古邨の花鳥画の中でも、魚と激流を組み合わせたこの構図は独自の迫力を持ちます。波と岩の動きを背景に躍り上がるアユの一瞬が静止した、清涼感あふれる夏の一枚です。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
小原古邨 瀑水香魚図 鮎 アユ 香魚 波 岩 瀑水 花鳥画 木版画 新版画 明治 大正 昭和 日本画 浮世絵 清流 川魚 夏 躍動 花鳥 日本美術 金沢 渡邊版画店 欧米 輸出 繊細 自然 季節 日本の魚
お届けについて
おすすめ商品
新着商品
-
二羽の鵞鳥
小原古邨
3,450円(税込)
-
燕の子育て
小原古邨
3,450円(税込)
-
瀑水香魚図
小原古邨
3,450円(税込)
-
枯れ木にミミズク
小原古邨
3,450円(税込)
-
紅梅に鷽
小原古邨
3,450円(税込)
-
地獄 B
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地獄 A
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地上の悦楽の園
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地上の楽園(エデンの園)左翼B
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
地上の楽園(エデンの園)左翼A
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
放埓の寓意
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)
-
聖アントニウスの誘惑
Hieronymus Bosch
3,450円(税込)









