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サウンド 33-100007

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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響き渡る色と形のカオス
カンディンスキーは色彩を音として捉える共感覚者であり、音楽と同様に鑑賞者の感性に直接訴えかける表現を試みました。木版画の鮮やかな宝石のような色彩と力強い「大胆で有機的なフォルム」は、言葉とイメージの相互作用によって意味を創造する交響曲となり、見る者の内部に強い「感覚的な体験」を喚起します。

■アーティスト
ワシリー・カンディンスキー [ Wassily Kandinsky ] (1866/12/4-1944/12/13)
ロシア生まれの画家であり、抽象絵画の先駆者として知られています。もともとは法学を学び、30歳を過ぎてから画家を志してミュンヘンへ移住。1909年には「青騎士(Der Blaue Reiter)」グループを結成し、表現主義運動の中心的存在となりました。カンディンスキーは、音を聞くと色を感じるという色聴共感覚の持ち主だったといわれ、彼の作品には音楽的リズムや旋律のような調和が息づいています。色彩と形の関係を深く探求し、視覚によって感情や精神性を表現する「内的必然性(inner necessity)」を芸術の核心と考えました。代表作「コンポジション」シリーズをはじめ、1911年に発表した著書『芸術における精神的なもの』は、抽象芸術の理論的基盤を築き、後の芸術家たちに大きな影響を与えました。また、バウハウスで教鞭をとり、20世紀の美術とデザインの発展に決定的な足跡を残しました。

■作品概要
Klänge (1913)
ワシリー・カンディンスキーの詩画集『響き(Klänge)』(1913年刊行)に収められた木版画は、言葉と音楽、視覚芸術の総合を目指した彼の芸術理念の結晶です。原色と大胆な形態で描かれたイメージは、現実の再現ではなく、画家の内面や「感情的な生活」を強調しています。木版画という平坦で広範囲な表現を可能にする技術は、カンディンスキーの芸術を単純化し、抽象的な表現へと進化させる上で重要な役割を果たしました。

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ワシリー・カンディンスキーの詩画集『響き(Klänge)』は、抽象芸術の先駆者である彼の内なる精神を探求した芸術的革命の象徴です。1913年に刊行されたこの作品は、木版画の持つフォルムと鮮やかな色彩を用い、色彩と音を結びつける共感覚を視覚化し、感情表現と感覚的体験のシンフォニーを作り上げました。青騎士運動の中心人物として、馬と騎手のライトモチーフを多用しながら、純粋な表現を追求し、言葉の解体と詩と絵の融合という表現主義と象徴主義を融合させた革新的な表現手段の探求によって、抽象化の過程を決定づけたドイツ表現主義の重要な詩画集です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
ワシリー・カンディンスキー 響き Klänge 詩画集 木版画 抽象芸術 表現主義 芸術の総合 共感覚 色彩と音 感情表現 内なる精神 馬と騎手 ライトモチーフ 抽象化の過程 青騎士 芸術的革命 象徴主義 ドイツ表現主義 詩と絵の融合 表現手段の探求 感覚的体験 フォルム シンフォニー 言葉の解体 純粋な表現 1913年

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