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六十余州名所図会 備後 阿武門観音堂 31-100236

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
天を突く奇岩の迫力と、月下に浮かぶ静謐な境界線
垂直に切り立った巨大な岩塊が、画面を支配する圧倒的な存在感を放っています。月明かりを浴びて淡く輝く岩肌と、洞窟の奥へと吸い込まれるような黒い影が見事なコントラストを描き、神秘的な奥行きを生み出しています。

■アーティスト
歌川 広重 (うたがわ ひろしげ) [ 寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日) ]
江戸の情緒を鮮やかに描き出した浮世絵師であり、その風景画は心に静かな余韻を残します。北斎がダイナミックな構図と力強さで自然の迫力を描いたのに対し、広重は移ろう季節や雨、雪、夕暮れといった繊細な瞬間を優美に表現しました。特に、深く澄んだ藍の色調「ヒロシゲブルー」は、彼の風景画を象徴する存在であり、異国の人々にも「日本の青」として強い印象を与えました。『東海道五十三次』に代表される旅情豊かな連作は、江戸庶民にとって憧れの旅を紙の上で体験させる窓であり、同時に自然と人間の調和を静かに語りかけます。広重の作品は今なお、淡い雨や霞む空気までをも感じさせ、私たちに日常の中の美しさと一瞬の儚さを見つめ直させる力を持ち続けています。

■作品概要
六十余州名所図会 備後 阿武門観音堂(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ びんご あぶとかんのんどう)
瀬戸内海の荒波に洗われる断崖絶壁、その頂に危うくも美しく佇む阿武門観音堂。広重が描いたのは、自然の猛々しさと、そこに祈りを捧げる人間の精神が融合した、厳かな静寂の世界です。月明かりに照らされた波頭と、海食洞が作り出す深い闇の対比。遥か遠くの水平線を望みながら、ただ独りこの地に立つとき、人は自らの小ささを知り、同時に宇宙の広大さに魂を震わせます。ここには、古より続く信仰の力と、風土が醸し出す孤高の美しさが宿っています。
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歌川広重が日本全国の名所を網羅した六十余州名所図会より、備後の阿武門観音堂。荒波に突き出した断崖の絶景を、情緒豊かな風景画として描き出しています。繊細な木版画の技法であるぼかしが、夜の空気感と藍色の海の深みを見事に表現し、優れた構図の日本画として完成されています。歴史ある霊場の風景を凝縮した作品であり、凛とした精神性と癒しをもたらす遺産とも言えます。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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