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キャラクターヘッド No.39 反省 16-100010

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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自省と羞恥の感情を内面化した姿
顔を下に向け歪める表情。

■アーティスト
フランツ・クサーヴァー・メッサーシュミット [ Franz Xaver Messerschmidt ](1736-1783)
18世紀オーストリアを代表する彫刻家。古典的な宮廷彫刻の技術を極めながらも、後年に独自の内面表現へと踏み出した異才です。彼を象徴する《性格頭像(Charakterköpfe)》は、笑いや苦悶、怒りなど、人間の情念を極端な表情で刻んだ彫刻群で、理性の時代にあって異端の存在でした。精神的不調と闘いながら自らの顔を題材に制作したとされ、理想美を追う古典主義から逸脱したその造形は、後の表現主義や精神分析的芸術の先駆と見なされています。冷たい金属の肌に刻まれた激情は、今も「人間とは何か」という問いを突きつけます。

■作品概要
Charakterköpfe / Character heads no.39
このシリーズは、人間の感情と内面の歪みを、極限まで彫刻的に可視化した実験といえます。
そこにあるのは、美しさでも理想でもなく、むしろ「人間の真の顔」そのもの。
笑い、苦悶、怒り、嘲り、恐怖、恍惚───あらゆる情動の断片が、金属の冷たさの中に永遠に凍りついています。
メッセルシュミットは若くしてウィーン宮廷で成功し、アカデミー教授の座を得ましたが、晩年には精神的な不安定さに苦しみます。
彼は「悪霊(spirit of proportion)」に取り憑かれていると信じ、それを退けるために奇怪な表情の自画像的頭像を作り続けたと伝えられています。この“悪霊”との闘いが、まさに《Charakterköpfe》の原動力だったのです。
素材は主に錫合金(pewter)やアルミニウム合金、時に石膏。
生々しいリアリズムと滑らかな質感の対比が、精神と肉体の緊張を一層際立たせています。
全69点(現存約49点)に及ぶこのシリーズは、表情研究とも、自己治癒の儀式とも、近代心理学の先駆けとも言われます。
20世紀に入ってからは、表現主義や精神分析の時代に再評価されました。
フロイト的な無意識の象徴、またはフランシス・ベーコンやアルベルト・ジャコメッティに通じる「人間存在の裂け目」を先取りした作品群として、現代彫刻の源流に位置づけられています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
人相学,しかめ面,ヘルメス・トリスメギストス,ヘルメス主義,ヘルメス文書,フランツ・メッサーシュミット,FRANZ XAVER MESSERSCHMIDT,キャラクター・ヘッド,表情の彫刻,,バロック彫刻家,オーストリアの彫刻家,18世紀の美術,彫刻芸術,ウィーンの彫刻家,人間の表情,美術史,バロック美術,感情表現,彫刻作品,美術館展示,アートコレクション,ドイツ生まれ,18世紀のアーティスト,精神的苦悩の表現,彫刻家の生涯,芸術家の心理,彫刻家フランツ,美術評論,オーストリア芸術,バロック時代の彫刻,64-canonical-grimaces

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