魔女の安息日 15-100126
空、山、大地のすべてが、渦を巻くような力強い筆致で描かれています。細部の描写を捨て、筆の動きそのものを表現の主役とした大胆さは驚くべきものです。前景で踊る群衆の影も筆跡と一体となり、夜の闇全体が不気味な熱を帯びて脈打つような効果を生み出しています。
■アーティスト
フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ [ Ferdinand Victor Eugène Delacroix ](1798年4月26日 - 1863年8月13日)
フランス・ロマン主義絵画の頂点に立った画家です。理性と秩序を重んじた新古典主義への反動として、感情・運動・色彩の爆発をキャンバスに持ち込みました。代表作「民衆を率いる自由の女神」は、1830年のフランス七月革命を主題とした作品です。煙と炎の中を突き進む群衆、翻る三色旗、倒れた者たちの上を歩む自由の女神。全体がうねるように動き、私たちの感情を揺さぶります。歴史画でありながら、その熱量は今も色褪せません。ドラクロワはルーベンスの激動する構図とヴェネツィア派の豊かな色彩から深く学びながら、独自の表現を確立しました。文学への造詣も深く、ダンテ・シェイクスピア・バイロンの作品を題材とした絵画も多く残しています。ショパンと深い友情で結ばれ、音楽から絵画の着想を得ることも少なくなかったといいます。知性と情熱が拮抗し、そして情熱が勝つ。それがドラクロワという画家の本質です。
■作品概要
The Witches’ Sabbath (Around-1831-1833)
嵐の予兆をはらんだ鈍色の空。うねる山並みの彼方に、かすかな光がにじみます。右手には崩れかけたゴシックの廃墟が黒い影となってそびえ、アーチの向こうに不穏な明かりが灯ります。そして前景、黄土色に照らし出された大地の上では、無数の影が渦を巻いて踊り狂っています。手を掲げる者、身をよじる者、輪になって駆ける者。一人ひとりの姿は定かでなく、ただ筆の跡そのものが跳ね、捻れ、狂騒のリズムを刻んでゆく。魔女たちの夜宴、サバトの光景です。小品ながら、そこに込められたエネルギーは計り知れません。空も山も大地も、すべてが同じうねる筆致で描かれ、自然そのものが魔の宴に加わっているかのようです。理性の光の届かない夜の世界。その闇に惹かれ、恐れ、なお描かずにはいられないロマン主義の魂が、絵具の渦となって噴き上がります。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
ドラクロワ ウジェーヌ・ドラクロワ 魔女の夜宴 サバト The_Witches_Sabbath 1831年 1833年 魔女 夜宴 幻想 超自然 廃墟 ゴシック 夜景 風景画 ロマン主義 フランス絵画 19世紀絵画 油彩画 小品 筆致 渦 群舞 闇と光 神秘 劇的 名画 西洋美術 絵画解説 ロマン派
お届けについて
おすすめ商品
新着商品
-
四代目尾上松助の蝙蝠安
山村耕花
3,450円(税込)
-
踊り 上海ニューカルトン所見
山村耕花
3,450円(税込)
-
梨園の華 十三代目守田勘彌のジャン・バルジャン
山村耕花
3,450円(税込)
-
舞妓
山村耕花
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 市中繁栄七夕祭
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 猿わか町よるの景
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 大伝馬町こふく店
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 浅草金龍山
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 愛宕下藪小路
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 鎧の渡し小網甼
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 金杉橋芝浦
歌川広重
3,450円(税込)
-
名所江戸百景 目黒太鼓橋夕日の岡
歌川広重
3,450円(税込)









