阿字 金銅火焔宝珠形舎利容器 20-100200
連珠文をめぐらせた円相の外側に、先端を鋭く巻き上げた火焔が立ち並びます。内側の月輪には、金色の阿字が浮き彫りのように据えられています。阿字は大日如来の種子であり、あらゆるものの本源をあらわす一字。炎に包まれた月輪のなかに置かれることで、清浄な悟りの光が四方へ放たれていく様子が感じられます。
■アーティスト
不詳
■作品概要
金銅火焔宝珠形舎利容器 (こんどうかえんほうじゅがたしゃりようき) 鎌倉時代・13世紀
暗がりの奥から立ちのぼるように、炎が輪をかたちづくります。その中心に据えられた円い月輪、そして浮かび上がる金色の梵字「阿」。下には幾重にも花弁を重ねた蓮台がひらき、すべてを静かに支えています。これは仏舎利、すなわち釈迦の遺骨を納めるための器。炎をまとう宝珠のかたちは、鎌倉時代以降の舎利容器にもっとも多く見られる姿です。あらゆる願いをかなえる如意宝珠と、仏の遺した舎利とを重ね合わせる信仰が、この炎のかたちに込められています。阿字は大日如来をあらわす種子。釈迦の遺骨と、万物の根源とされる仏とが、ひとつの器のなかで静かに出会います。ところどころ剝落した鍍金、時を経て深まった銅の色。長い祈りの歳月が、その表面にそっと刻まれています。揺らぐことなく、ただ静かに燃え続ける炎です。
■サイズ
・A4サイズ / 210mm×297mm
・A3サイズ / 297mm×420mm
・A2サイズ / 420mm×594mm
■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
舎利容器 舎利塔 火焔宝珠 宝珠形舎利容器 如意宝珠 仏舎利 舎利信仰 金銅 鍍金 金工 阿字 種子 梵字 悉曇 大日如来 月輪 円相 火焔 連珠文 蓮台 仰蓮 密教 真言密教 密教法具 仏具 鎌倉時代 仏教美術 日本美術
出典:ColBase、加工して作成
所蔵:東京国立博物館

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