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愛の寓意、キューピッドとプシュケ 16-100205

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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闇夜の逢瀬。愛の寓意に秘められた官能
ギリシア・ローマ神話で語り継がれるキューピッド(エロス)とプシュケの物語を描いています。キューピッドは愛の情熱、プシュケは魂(精神)を象徴しており、この暗闇の中での逢瀬は、魂が愛に目覚める瞬間、あるいは理性と本能のせめぎ合いという普遍的なテーマを表現しています。

■アーティスト
フランシスコ・デ・ゴヤ [ Francisco de Goya ] (1768-1828)
スペイン絵画の転換点を象徴する存在です。王室の宮廷画家として活躍しながら、華やかな肖像画の裏側に潜む人間の虚栄や不安を鋭く描き出しました。中年期には病により聴力を失いますが、その孤独と内面の闇は、代表作「黒い絵」シリーズに結晶します。そこには狂気、暴力、迷信、権力の腐敗が容赦なく描かれ、後の近代絵画に深い影響を与えました。輝きと影、理性と狂気、希望と絶望──ゴヤはそのすべてを画面に押し込め、人間という存在の複雑さをむき出しにした画家です。

■作品概要
Allegory of Love, Cupid and Psyche (1798-1805)
深く暗い闇に覆われる中、神話の登場人物である愛の神キューピッドと、魂の象徴であるプシュケの逢瀬の瞬間が浮かび上がっています。半裸のキューピッドが、横たわるプシュケに手を差し伸べ、彼女は驚きと同時に甘美な誘惑を受け入れているようです。このドラマティックな描写は、単なる神話の一場面ではなく、理性と情熱、精神と肉体の禁断の邂逅を象徴しています。ゴヤがこの時期に描いた他の官能的な作品(裸のマハなど)と並び、この絵もまた、古典的な主題にロマン主義的な情念と深い官能性を吹き込んでいます。光と闇の劇的な対比は、秘密の逢瀬と、人間の愛の根源的な力を表現した、息をのむほどに美しい傑作です。
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フランシスコ・デ・ゴヤの『キューピッドとプシュケ』は、愛の寓意を神話を通じて描いたロマン主義の傑作です。18世紀から19世紀の転換期にスペインで描かれたこの油彩作品は、闇の中に光と影の対比を用いて、官能性と情熱に満ちた逢瀬の秘密を描いています。これは、禁断の愛という普遍的テーマを通じて、精神と肉体、理性と感情の葛藤を表現しており、ゴヤのバロック的な手法と革新的な思想が込められています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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