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ガリラヤの海の嵐 28-200502

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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盗難された「奇跡」の行方。失われたことで深まった悲劇の傑作と空虚な存在感
1990年、ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館から奪い去られた本作は、未だ発見されていません。盗難という数奇な運命は、絵の中に描かれた「嵐」という主題にさらなるドラマ性を与えました。実物を拝むことが叶わないという切なさが、皮肉にもレンブラントが描いた人間の無力さと救済への渇望というメッセージを、より重厚なものへと昇華させています。

■アーティスト
レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン [ Rembrandt Harmenszoon van Rijn ] (1606-1669)
光と影を用いて人間の内面を描き切った画家です。画面に差し込む光は装飾ではなく、感情や時間を浮かび上がらせるための装置として機能します。静物や肖像、宗教画に至るまで、人物は理想化されず、老い、迷い、沈黙を含んだ存在として置かれます。厚く重ねられた絵具と大胆な筆致は、完成度よりも実在感を優先させ、視線は表層から奥へと導かれます。成功と破綻を重ねた生涯の経験は、作品に深みとして沈殿し、見る時間をゆっくりと引き延ばします。劇的でありながら過剰に語らない表現が、今もなお静かな共鳴を生み続けています。

■作品概要
The Storm on the Sea of Galilee
暗転した空、荒れ狂う波飛沫。この絵を語る上で、1990年に起きた美術史上最大の盗難事件という「空白」を避けて通ることはできません。かつて人々に信仰の奇跡を説いたこの傑作は、現在も行方がわからず、空になった額縁だけがその帰還を待ち続けています。描かれているのは、荒海で死の恐怖に直面した弟子たちが、静かに眠るキリストを揺り起こす極限のドラマです。レンブラントは、猛威を振るう自然の「動」と、キリストの周囲に漂う「静」を、劇的な明暗対比で描き分けました。帆を操る者の必死な指先、波に飲まれそうな船体のきしみ。そこには、人生という名の嵐に翻弄される私たち自身の姿が投影されています。今、私たちがこの絵を目にできるのはデジタルや複製画の中だけですが、その筆致に宿る熱量は、失われたことでより一層の輝きを放っています。いつか再び、この光と影の真実が私たちの前に姿を現すことを願わずにはいられない、祈りと悲劇を纏った不朽の傑作です。
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レンブラント ファン レインが描いたガリラヤ湖の嵐は、海と舟を舞台にした新約聖書題材の宗教画であり、17世紀オランダ絵画を代表するバロック絵画です。油彩による光と影、キアロスクーロの効果が人物画としての感情表現を際立たせ、嵐に包まれた海景には強い緊張感と不安、恐怖、信仰や祈りが同時に描かれています。構図は歴史画としての厚みを持ち、名画として芸術史に語り継がれてきました。1990年の盗難以降、行方不明であるという事実は、絵画の存在を現在にも引き延ばし、出来事そのものが記憶の中で揺れ続けています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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