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天使と闘うヤコブ 28-200503

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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格闘から抱擁へ。レンブラントが描く「魂の対話」と慈愛に満ちた光の魔法
格闘はもはや争いではなく、魂を浄化するための儀式のように描かれています。天使がヤコブを抱きかかえるような柔らかな構図と、その顔を照らす神聖な光の演出は、レンブラントが到達した精神性の極致です。荒々しい筆致(インパスト)で描かれた衣服の質感が、二人の間に流れる張り詰めた、しかし温かい空気感をより一層ドラマチックに引き立てています。

■アーティスト
レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン [ Rembrandt Harmenszoon van Rijn ] (1606-1669)
光と影を用いて人間の内面を描き切った画家です。画面に差し込む光は装飾ではなく、感情や時間を浮かび上がらせるための装置として機能します。静物や肖像、宗教画に至るまで、人物は理想化されず、老い、迷い、沈黙を含んだ存在として置かれます。厚く重ねられた絵具と大胆な筆致は、完成度よりも実在感を優先させ、視線は表層から奥へと導かれます。成功と破綻を重ねた生涯の経験は、作品に深みとして沈殿し、見る時間をゆっくりと引き延ばします。劇的でありながら過剰に語らない表現が、今もなお静かな共鳴を生み続けています。

■作品概要
Jacob Wrestling with the Angel (circa 1659)
静寂の中に漂う、魂の叫びと深い慈しみ。旧約聖書の創世記に記された、ヤコブが夜明けまで正体不明の男(天使)と格闘し、最終的に祝福を授かるという極めて精神的な場面を描いています。レンブラントはここで、激しい身体的衝突ではなく、まるで抱擁し合っているかのような、親密で静謐な空気感を選び取りました。光を背に受け、穏やかな表情でヤコブを見つめる天使の眼差しには、人間を超越した深い愛が宿っています。対するヤコブは、必死に食らいつきながらも、その表情には疲れ果てた魂が救いを求めるような切実さが滲み出ています。レンブラント特有の厚塗りの技法が、重なり合う肉体の実在感を際立たせ、その体温さえも伝えてくるかのようです。暗闇から浮かび上がる二人の姿は、私たちが人生で直面する「己との闘い」や、苦難の果てに見出す「希望」の象徴でもあります。格闘が祝福へと変わるその刹那の静寂は、時代を超えて、迷いの中にいる人々の心に寄り添い、優しく包み込むような深い感動を呼び起こします。
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17世紀のオランダを代表する巨匠レンブラントの晩年の傑作、『天使と格闘するヤコブ』。この油彩画は、旧約聖書の創世記に題材を取った宗教画であり、西洋美術の伝統を塗り替えた革新的な芸術作品です。独自の明暗法(キアロスクーロ)を用いた光と影の表現により、格闘という激しい主題を、静謐な抱擁のような構図へと昇華させています。厚塗りの技法による圧倒的な描写力は、天使の羽や衣服の質感を生々しく伝え、深い精神性と癒やしを感じさせます。苦難の末に授かる祝福と希望を描いた本作は、バロック絵画の中でも特に深い人間愛に満ちた一枚として、歴史的価値とともに高く評価されています。聖書の世界が持つ重厚さと、レンブラントが光に託した生への肯定的なメッセージを心ゆくまで体感できるでしょう。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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