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放蕩息子の帰還 28-200504

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
無償の愛を体現する「手」の描写。レンブラントが到達した赦しと救済の極致
息子を抱きしめる父親の両手は、左右で微妙に造形が異なり、一方は力強い父性を、もう一方は柔和な母性を象徴していると言われています。この繊細な描き分けこそが、レンブラントが晩年に到達した、性別や立場を超えた「完全なる愛」の表現です。荒々しくも温かい筆致で描かれた手の質感は、観る者の心の壁を溶かし、深い安心感と救いを与えてくれます。

■アーティスト
レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン [ Rembrandt Harmenszoon van Rijn ] (1606-1669)
光と影を用いて人間の内面を描き切った画家です。画面に差し込む光は装飾ではなく、感情や時間を浮かび上がらせるための装置として機能します。静物や肖像、宗教画に至るまで、人物は理想化されず、老い、迷い、沈黙を含んだ存在として置かれます。厚く重ねられた絵具と大胆な筆致は、完成度よりも実在感を優先させ、視線は表層から奥へと導かれます。成功と破綻を重ねた生涯の経験は、作品に深みとして沈殿し、見る時間をゆっくりと引き延ばします。劇的でありながら過剰に語らない表現が、今もなお静かな共鳴を生み続けています。

■作品概要
Return of the Prodigal Son (1668)
言葉を超えた深い静寂と、すべてを包み込むような圧倒的な慈愛の光。新約聖書のルカによる福音書に記された、家財を使い果たしボロボロになって戻ってきた息子を、父親が手放しの愛で迎え入れる再会の瞬間を描いています。レンブラントが最晩年に手掛けたこの作品には、彼自身が辿った波乱万丈な人生の総括と、救いへの切実な願いが込められているかのようです。父親の震える両手は、息子の背中に優しく置かれ、その触れ方はまるで壊れやすい宝物を扱うかのようです。跪く息子の、片方は脱げ、もう片方はすり減った靴は、彼が歩んできた苦難の道のりを雄弁に物語っています。父親の閉じた瞳は、視覚を超えた心の奥底で息子を受け入れていることを示しており、その表情には無限の赦しが湛えられています。背景の闇の中から浮かび上がる登場人物たちの沈黙は、この再会が単なる家族の出来事ではなく、人間の罪と、それを凌駕する神聖な愛の対話であることを教えてくれます。観る者は、この光の中に、自分自身の弱さや孤独、そしてそれを癒やしてくれる存在への憧憬を重ねずにはいられません。
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17世紀のオランダを代表する巨匠レンブラントが晩年に完成させた傑作、『放蕩息子の帰還』。新約聖書のルカによる福音書に基づくこの宗教画は、西洋美術の伝統において慈愛と赦しを最も深く体現した芸術作品です。独自の明暗法(キアロスクーロ)を駆使した光と影の表現により、父と子の劇的な再会の瞬間を、静謐かつ重厚な精神性を伴って描き出しています。厚塗りの技法による圧倒的な描写力は、老いた父の手や息子の傷んだ服の質感を生々しく伝え、深い癒やしと救済のメッセージを届けます。計算し尽くされた構図と、聖書の物語に宿る普遍的な祈りを融合させた本作は、バロック絵画の到達点として歴史的価値が非常に高い油彩画です。闇の中に灯る救済の光が放つ、時を超えた芸術のパワーを体感できるでしょう。人生の荒波を越えて辿り着く心の平穏を描いた一枚です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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