365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

マリアナ 20-100501

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
深紺のベルベットに宿る、気高き孤独。
マリアナの纏う深いブルーのドレスは、光を受けて妖艶な輝きを放ち、内面にある深い悲しみと気高さを象徴しています。ミレーはこの色を出すために、ラファエル前派特有の白い下地の上に色彩を重ねる技法を駆使し、宝石のような輝きを実現しました。彼女のしなやかな体の曲線と重厚な布地の質感は、絶望の中にありながらも決して失われることのない、女性としての誇りと美しさを鮮烈に描き出しています。

■アーティスト
ジョン・エヴァレット・ミレー [ Sir John Everett Millais ] (1829-1896)
19世紀イギリス美術を代表する画家で、ラファエル前派の中心人物として知られています。初期作品では、中世絵画への回帰を掲げ、自然や人物を細部まで丹念に描き出しました。草花や水、布の質感に至るまで妥協のない観察が重ねられ、画面には澄んだ緊張感が漂います。一方で、宗教や文学を題材にしながらも、感情は誇張されず、静かな物語として表現されました。後年になると画風は次第に柔らかくなり、肖像画や風俗画において、洗練された筆致と落ち着いた色調が際立つようになります。理想と現実、厳密さと親しみやすさの間を行き来したその歩みは、時代の要請に応答しつつも、常に人間の姿を真摯に見つめ続けた画家の姿勢を物語っています。

■作品概要
Mariana
静かな部屋の中で、一人の女性が重い腰を上げ、大きく背を反らせて溜息をつく。本作は、シェイクスピアの戯曲『尺には尺を』およびテニソンの詩に着想を得た、ラファエル前派を代表する一枚です。婚約者に捨てられ、孤独な館でただ彼の帰りを待ち続けるマリアナ。ミレーは彼女の終わりのない絶望を、あまりにも鮮やかで、息を呑むほど美しい色彩の中に封じ込めました。身に纏う深い紺色のベルベットドレスは、その質感まで伝わるほど緻密に描かれ、彼女の沈鬱な心を象徴しているかのようです。窓の外の移ろいゆく景色と、室内に散らばる枯れ葉、そして未完の刺繍。すべてが「止まってしまった時間」を雄弁に物語っています。彼女の背筋を伸ばす仕草の中に、極限まで高まった孤独と、それゆえの官能的な美しさを同時に見出すでしょう。窓のステンドグラスから差し込む光は、彼女を救うためではなく、ただその孤独を美しく照らし出すために存在しているかのようです。祈りも虚しく、ただ過ぎ去る時間を刻む時計の音だけが聞こえてくるような、静謐で残酷なまでの美の世界がここにあります。
--------------------
19世紀の西洋美術に革命を起こしたラファエル前派の傑作、『マリアナ』。ジョン・エヴァレット・ミレーによるこの油彩画は、テニソンの詩やシェイクスピアの物語性を背景に、愛する人を待ちわびるヒロインの孤独と絶望を、驚異的な色彩美で描き出しています。鮮やかな紺色のベルベットドレスの質感や、背景のステンドグラス、そして繊細な刺繍に至るまで、ミレーの卓越した描写力が光ります。画面に漂う官能美と、悲劇の中に潜む静謐な倦怠は、象徴主義的な深みを湛えており、芸術性の高い一図となっています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
ジョン・エヴァレット・ミレー マリアナ ラファエル前派 テニソン シェイクスピア ベルベット 紺色 孤独 待ちわびる 描写力 質感 19世紀 西洋美術 傑作 芸術 油彩画 ステンドグラス 刺繍 倦怠 絶望 官能美 色彩美 物語性 象徴主義 悲劇 ヒロイン 静謐 鮮やか 芸術性

お届けについて

おすすめ商品

新着商品

最近チェックした商品