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ジプシー 20-100504

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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木漏れ日が照らす、放浪の旅路に宿る母の慈愛
鬱蒼と茂る木々が作り出す自然の回廊の中で、赤を纏った女性の姿がひときわ鮮やかに輝いています。彼女が抱く小さな命は、厳しい旅路における唯一の希望の象徴かもしれません。

■アーティスト
ジョン・エヴァレット・ミレー [ Sir John Everett Millais ] (1829-1896)
19世紀イギリス美術を代表する画家で、ラファエル前派の中心人物として知られています。初期作品では、中世絵画への回帰を掲げ、自然や人物を細部まで丹念に描き出しました。草花や水、布の質感に至るまで妥協のない観察が重ねられ、画面には澄んだ緊張感が漂います。一方で、宗教や文学を題材にしながらも、感情は誇張されず、静かな物語として表現されました。後年になると画風は次第に柔らかくなり、肖像画や風俗画において、洗練された筆致と落ち着いた色調が際立つようになります。理想と現実、厳密さと親しみやすさの間を行き来したその歩みは、時代の要請に応答しつつも、常に人間の姿を真摯に見つめ続けた画家の姿勢を物語っています。

■作品概要
The Gipsy (1846)
深い森の入り口で、赤ん坊を抱いた一人の女性が歩みを進めています。本作は、ミレーが17歳頃に制作したとされる水彩画です。大樹がアーチのように重なり合う構図は、どこか聖母子像のような神聖さを漂わせつつも、社会の境界線に生きる人々の孤独と力強さを静かに描き出しています。全体を支配する柔らかな色彩と、水彩特有のにじみが、木漏れ日の温かさと湿った森の空気をリアルに伝えてきます。背景に小さく描かれた動物たちは、彼女たちの放浪の旅の連れ添いでしょうか。この作品には、歴史画のような激しい動静はありません。しかし、画面を横切る女性のまっすぐな視線からは、明日をも知れぬ不安定な運命を受け入れ、守るべき命と共に生きる揺るぎない覚悟が感じられます。若きミレーが、名もなき放浪者の日常に注いだ慈愛に満ちた眼差しは、心にそっと寄り添い、優しく、そして切ない余韻を残します。
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ジョン・エヴァレット・ミレーが弱冠17歳頃の10代に描いた『ジプシー』は、1846年という初期の制作でありながら、豊かな抒情性を湛えた水彩画の名画です。森の入り口で母子が歩む姿は、どこか聖母子を彷彿とさせ、放浪という過酷な運命の中に宿る慈愛を表現しています。木々の間から差し込む木漏れ日や、計算された構図、水彩特有の透明感溢れる色彩には、若きミレーの卓越した観察眼と描写のテクニックが光ります。孤独と静寂が支配する風景画の背景には、厳しい自然と共に生きる人々の平和への祈りが込められているようです。この繊細な芸術作品は、鑑賞する者に深い感動を与えます。彼のキャリアの出発点とも言えるこの傑作を通じて、巨匠の原点にある温かな眼差しに触れてみてください。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
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