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四代目尾上松助の蝙蝠安 35-101006

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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頬に羽を広げる蝙蝠
安の通り名の由来となった頬の蝙蝠の彫物が、灰黒の色面で大胆に描かれています。周りの肌にはうっすらと紅がさされ、生身の頬に墨が入ったような質感が表れています。青い月代と黒い鬢との対比が、横顔の輪郭をくっきりと浮かび上がらせます。

■アーティスト
山村耕花 [ やまむらこうか ] (1885-1942)
明治から昭和にかけて活躍した日本画家・版画家です。尾形月耕に師事した後、東京美術学校を卒業し、院展を中心に風俗人物画で頭角を現しました。版画の世界では、大正5年(1916年)に渡邊版画店から役者絵の新版画を発表したことを機に、その名が広く知られるようになります。大正9年から11年にかけて制作した「梨園の華」シリーズ全12点は代表作として名高く、鋭い観察眼と写楽にも通じる誇張表現で舞台の臨場感を見事に捉えました。「大正の写楽」と称されるゆえんです。浮世絵や大津絵、蒔絵、陶磁器などの古美術蒐集家としても知られ、その深い知識は舞台装置の制作にも活かされました。絵画・版画・舞台美術と多方面にわたる活動を展開しながら、昭和17年(1942年)に没しました。

■作品概要
四代目尾上松助の蝙蝠安(よんだいめおのえまつすけのこうもりやす)
くすんだ灰色の地に、男の横顔が右を向いて浮かびます。青々とした月代、耳を囲むように張り出した黒い鬢。頬には灰黒の蝙蝠の彫物が大きく羽を広げ、まぶたは重く伏せられています。への字に下がった口元、目尻や首筋に刻まれた皺。縦縞の着物は黒い襟ごと大きくはだけ、胸元には紅がにじむように差されています。演目は「与話情浮名横櫛」、通称「切られ与三」。与三郎に付き従い、源氏店で強請りをはたらく小悪党の安を、四代目尾上松助が演じた姿です。派手な見得もなく、ただ目を伏せた一瞬。それでも頬の彫物と月代の青は、歌舞伎の拵えとして鮮やかに様式化されています。老いた役者の肌の質感と、型としての扮装。その両方が、息をひそめたような静けさの中に並んでいます。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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