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ハインリヒ・ベネシュの街の風景 15-100034

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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隠された肖像、都市の中に消えた人物
絵の具の層の下に眠るもうひとつの肖像は、コレクターのハインリヒ・ベネシュとその息子オットーの二人肖像の習作と考えられており、一方の人物はそのまま都市景観の建築の骨格として生き続けています。人物と風景を重ね合わせるこの二重構造は、偶然の産物でありながら、シーレの芸術の核心、人体と空間、生命と建築の境界の溶解を奇しくも体現しています。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Stadtende bzw. Portr?tskizzen Heinrich Benesch (1913) / End of the city or portrait sketches Heinrich Benesch
色とりどりの屋根が折り重なり、家々が密集して斜面を埋め尽くしています。橙・黄・青・緑・白、中世の面影を残す町の姿が、鳥瞰の視点から鮮やかに切り取られています。この町はシーレの母の故郷、南ボヘミアのクルマウ(現チェコのチェスキー・クルムロフ)です。
しかしこの作品には、もうひとつの秘密が潜んでいます。右側の樹木の中に人物の顔が隠されており、頭部は木々の背後に、腕は家並みの列となり、スーツの折り返しが城壁へと変容しています。2011年になって初めて、この肖像が表面に描かれていたことが確認されました。さらに絵の具の層の下にはもう一枚の肖像が存在し、シーレが収集家ハインリヒ・ベネシュとその息子オットーの二人肖像の習作を描いたものと考えられています。一方の人物は塗り込められ、もう一方は都市景観の建築の基礎となりました。 人物が都市へと溶け込み、都市が人物を抱く。生と都市の境界が消えた、シーレだけの奇妙な融合。町の中に、人が眠っています。

■キーワード
エゴン・シーレ 町の端 Stadtende クルマウ チェスキー・クルムロフ 風景画 都市景観 1913年 表現主義 ウィーン世紀末 オーストリア絵画 油彩 死の町 鳥瞰 中世 ボヘミア 近代絵画 20世紀絵画 ウィーン分離派 隠された肖像 ハインリヒ・ベネシュ 二重構造 屋根 色彩 告白的絵画 建築 孤独 崩壊 生と死 魂の風景

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

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