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フリーデリケ・マリア・ビールの肖像 17-100035

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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東アジアへの眼差し、クリムトの「オリエンタリズム」を超えて
クリムトは東アジアの衣装や美術工芸品を熱心に収集・愛好し、アトリエに多く持ち込んでいたことが知られています。背景の群像は朝鮮の花瓶のモチーフとも、中国の清代版画との類似も指摘されており、研究者の間でも諸説があります。印象派のジャポニスムが日本の浮世絵に影響を受けたように、クリムトは東アジア全体の美術から継続的に吸収していました。

■アーティスト
Gustav Klimt [ グスタフ・クリムト ](1862-1918)
19世紀末から20世紀初頭にかけてウィーンで活躍した、象徴主義を代表する画家です。伝統的な美術界に反旗を翻し、「ウィーン分離派」を創設して初代会長を務めました。最大の特徴は、金箔を多用した「黄金様式」と呼ばれる装飾的なスタイルです。代表作『接吻』に見られるように、緻密な幾何学模様と官能的な表現を融合させ、愛や死、エロティシズムといった根源的なテーマを描き出しました。平面的な装飾性と、写実的な人物像の対比が生み出す幻想的な世界観は、当時のウィーンの退廃的な美意識を象徴しています。また、日本の浮世絵や琳派といった「ジャポニスム」の影響も色濃く反映されており、その独自の様式美は現代のデザインやファッション界にも大きな影響を与え続けています。華やかな黄金の輝きの裏に、人間の内面の葛藤や生命の儚さを秘めた、唯一無二の芸術家です。

■作品概要
Portrait of Friederike Maria Beer (1916)
色とりどりの衣装をまとった女性が正面を向いて立ち、その背後では東アジアの武人たちが武器を手に賑やかに動き回っています。グスタフ・クリムトが1916年に描いた「フリーデリーケ・マリア・ビールの肖像」、これはクリムトの肖像画の中でも最も異色の一枚です。背景はクリムトが自身のアトリエに収集・愛好していた東アジアの衣装や工芸品から得たモチーフを融合させたもので、朝鮮の花瓶のモチーフや中国版画との類似も指摘されており、東アジアの様々な美術工芸品への深い共鳴から生まれた世界です。フリーデリーケが身に着けている衣装は渦巻く曲線と花柄が混在する鮮烈なデザイン、ウィーン工房の手捺染のシルクで作られたドレスです。槍や太鼓を持つ人物たち、鮮やかな黄・緑・ピンクの色彩。これらは背景ではなく絵画のもうひとつの主役として機能しています。モデルの女性と東洋の群像が同じ画面に共存することで、西洋と東洋、個人と集団、現在と異文化が奇妙に、豊かに溶け合っています。
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グスタフ・クリムトが1916年に描いた「フリーデリーケ・マリア・ビールの肖像」は、ウィーン工房製の渦巻く曲線の鮮烈な衣装をまとった女性を、クリムトが収集・愛好した東アジアの美術工芸品(朝鮮の花瓶や中国版画との類似が指摘される)から着想した武人の群像を背景に描いたクリムト肖像画中最も異色の傑作で、西洋と東洋・個人と集団・現在と異文化が豊かに溶け合っています。東アジアの美術への深い共鳴が最も直接的に表現されたこの名画は、衣装を第二の肖像として描くクリムトの哲学が凝縮された作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
クリムト フリーデリーケ・マリア・ベーア 肖像画 油彩 東洋 朝鮮 中国 東アジア ジャポニスム 衣装 装飾 ウィーン工房 アール・ヌーヴォー ウィーン世紀末 象徴主義 西洋絵画 近代美術 グスタフ・クリムト 名画 複製画 コレクション オーストリア

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