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ベートーヴェン・フリーズ 楽園の芸術 聖歌隊と抱擁 17-100040

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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「接吻」の原型、抱擁という救済の完成
右側の黄金のアーチに包まれた男女の抱擁は、5年後に描かれる「接吻」(1908年)の直接の原型です。しかしここでの抱擁は恋愛ではなく、苦悩からの解放、芸術による救済の完成として描かれています。二人は顔を見せず、背中だけが見えます。個人の感情ではなく、普遍的な人類の喜びとしての抱擁です。

■アーティスト
Gustav Klimt [ グスタフ・クリムト ](1862-1918)
19世紀末から20世紀初頭にかけてウィーンで活躍した、象徴主義を代表する画家です。伝統的な美術界に反旗を翻し、「ウィーン分離派」を創設して初代会長を務めました。最大の特徴は、金箔を多用した「黄金様式」と呼ばれる装飾的なスタイルです。代表作『接吻』に見られるように、緻密な幾何学模様と官能的な表現を融合させ、愛や死、エロティシズムといった根源的なテーマを描き出しました。平面的な装飾性と、写実的な人物像の対比が生み出す幻想的な世界観は、当時のウィーンの退廃的な美意識を象徴しています。また、日本の浮世絵や琳派といった「ジャポニスム」の影響も色濃く反映されており、その独自の様式美は現代のデザインやファッション界にも大きな影響を与え続けています。華やかな黄金の輝きの裏に、人間の内面の葛藤や生命の儚さを秘めた、唯一無二の芸術家です。

■作品概要
Beethovenfries; ‘Die Künste’, ‘Paradieschor’ und ‘Umarmung’ (Tafel 8, rechte Langwand) (1901)
Beethoven frieze; 'The Arts', 'Paradise Chorus' and 'Embrace' (panel 8, right long wall) (1901)
弱き人類の苦悩から始まり、悪の勢力との戦いを経て、ベートーヴェン・フリーズの物語はここで完結します。左側では無数の女性たちが整然と並び、花と音楽で満ちた天国の合唱を讃えています。そして右側の黄金のアーチの中で、男女が静かに抱擁しています。これが「接吻」の原型、「抱擁」です。黄金のアーチが二人を包み、背景には豊かな装飾文様が広がり、上部からは黄金の光が降り注いでいます。「弱き人類の苦悩」の場面で手を差し伸べた人々が、この場面でついに救済を受け取る。その救済をもたらしたのは武力でも神でもなく、芸術でした。ベートーヴェンの音楽が、歓喜の歌が、人類を苦悩から解放する。クリムトとウィーン分離派が信じた「芸術の力」の最も純粋な宣言がここにあります。左の合唱の女性たちの繰り返しのリズムと右の抱擁の静けさの対比が、集団の歓喜と個の愛を同時に表現しています。第九の「歓喜の歌」が聞こえてくるような、クリムト芸術の大いなる結末です。
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グスタフ・クリムトが1902年のベートーヴェン・フリーズのために制作した「諸芸術・天国の合唱・抱擁」は、弱き人類の苦悩と悪の諸力との戦いを経てベートーヴェン第九の歓喜の歌による救済が完成する物語の大団円を描いたウィーン世紀末象徴主義の傑作で、整然と並ぶ合唱の女性たちの反復リズムと黄金のアーチに包まれた男女の抱擁が集団の歓喜と個の愛を同時に体現しています。「接吻」の原型でもあるこの抱擁場面は芸術による人類の救済というウィーン分離派の信念の最も純粋な完成として、フリーズ全体の感動的な結末を形成する作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
クリムト ベートーヴェン・フリーズ 諸芸術 天国の合唱 抱擁 接吻 フリーズ ウィーン分離派 交響曲第九番 歓喜の歌 救済 芸術 金箔 合唱 象徴主義 アール・ヌーヴォー ウィーン世紀末 西洋絵画 近代美術 グスタフ・クリムト 名画 複製画 コレクション

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