365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

関三十郎 31-101019

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
雪夜の静寂を切り裂く関三十郎の鋭い眼差しと圧倒的な役者の気迫
降りしきる雪の中で太刀を構えるその姿は、役者の内面に流れる激しい情念を静かに物語っています。視線の先に何を見据えているのか、その鋭い眼光は観る者の魂を射抜き、冷たい雪の質感さえも忘れさせるほどの熱量を放っています。

■アーティスト
歌川国貞 [ うたがわ くにさだ ] (1786-1865) ◆三代目歌川豊国
江戸後期を代表する浮世絵師で、歌川派の中でも圧倒的な制作量と人気を誇りました。初代豊国の門人として出発し、役者絵を中心に評価を高め、後には「豊国」を襲名します。国貞の作品は、当世風の華やかな色彩と、人物の感情やしぐさを誇張した表現に特徴があります。特に歌舞伎役者の似顔絵では、観る者が役柄や物語を即座に理解できる分かりやすさが支持されました。一方で、美人画や物語絵にも力を発揮し、庶民の生活感覚や流行を巧みに取り込んでいます。伝統を踏まえながらも時代の好みに柔軟に応えた姿勢こそが、国貞を江戸随一の人気絵師に押し上げた要因といえるでしょう。

■作品概要
関三十郎
降りしきる雪の中、一点を見つめて太刀を構える役者の姿には、凍てつく空気をも切り裂くような凄まじい気迫が宿っています。三代目歌川豊国が描いた関三十郎の役者絵は、降り積もる雪の白さと、役者が纏う鮮やかな藍色や緑の衣装との対比が美しく、一瞬の静寂の中に爆発的なエネルギーを封じ込めています。足元をしっかりと踏みしめ、高下駄を履きながらも揺るぎない構えを見せるその姿は、歌舞伎の舞台が持つ様式美の極致を示しています。雪夜の静寂を背景に、復讐や忠義といった重厚な物語の核心へと観る者を誘い、役者の息遣いまで聞こえてきそうな臨場感に満ち溢れています。幕末の熱狂が今この瞬間に鮮烈に蘇ります。
────────────
浮世絵の歴史に刻まれたこの役者絵は、幕末の江戸に息づいた伝統芸術の傑作であり、名優である関三十郎が見せる雪の中での勇壮な姿を描いています。歌舞伎の舞台や演目を彷彿とさせる鮮やかな彩色と計算された構図で表現されており、木版画に宿る役者の魂と情熱が華やかな文化の英雄たちの記憶を呼び覚まします。復讐を誓うような圧倒的な迫力と躍動は今も色褪せません。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
浮世絵 歌川国貞 関三十郎 役者絵 雪 歌舞伎 幕末 江戸 伝統 芸術 傑作 舞台 演目 構図 彩色 木版画 魂 情熱 華やか 文化 英雄 記憶 迫力 躍動 復讐

お届けについて

おすすめ商品

新着商品