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菅原伝授手習鑑 藤原時平 舎人松王丸 31-101020

1,600円(税込)

定価 1,950円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
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絢爛たる衣装と文様が織りなす歌舞伎の様式美と幕末浮世絵の極致
藤原時平の冷酷なまでの威厳と、それに対峙する舎人松王丸の内に秘めた情熱が、画面全体に火花を散らすような緊張感を与えています。役者が演じる一瞬の静寂が、国貞の筆によって永遠の美へと昇華され、観る者の心に深い余韻を残します。忠義という名の鎖に繋がれながらも、自らの信念を貫こうとする男の気高い精神が、その鋭い目元に鮮烈に刻まれています。

■アーティスト
歌川国貞 [ うたがわ くにさだ ] (1786-1865) ◆三代目歌川豊国
江戸後期を代表する浮世絵師で、歌川派の中でも圧倒的な制作量と人気を誇りました。初代豊国の門人として出発し、役者絵を中心に評価を高め、後には「豊国」を襲名します。国貞の作品は、当世風の華やかな色彩と、人物の感情やしぐさを誇張した表現に特徴があります。特に歌舞伎役者の似顔絵では、観る者が役柄や物語を即座に理解できる分かりやすさが支持されました。一方で、美人画や物語絵にも力を発揮し、庶民の生活感覚や流行を巧みに取り込んでいます。伝統を踏まえながらも時代の好みに柔軟に応えた姿勢こそが、国貞を江戸随一の人気絵師に押し上げた要因といえるでしょう。

■作品概要
菅原伝授手習鑑 藤原時平 舎人松王丸
義理と野心の狭間で火花を散らす男たちの相克が国貞の円熟した筆致によって劇的に描き出されています。菅原伝授手習鑑という壮大な悲劇を舞台に、冷徹な権力者である藤原時平と、忠義の重圧に身を焦がす舎人松王丸の姿は、観る者の魂を激しく揺さぶる圧倒的な存在感を放っています。豪華絢爛な衣装の文様一つひとつに宿る細密な技巧は、当時の江戸の人々を熱狂させた歌舞伎の輝きを今に伝え、静止した画面の中に張り詰めた緊張感を生み出しています。時平の鋭い眼差しと松王丸の苦渋に満ちた表情には、守るべき矜持と運命の残酷さが凝縮されており、一枚の紙の上に封じ込められた魂の叫びが聞こえてくるようです。色彩の重厚な調和と力強い線の躍動が、時空を超えて観る者を物語の深淵へと誘い、人間が抱く不滅の情熱と生きることの真実をドラマティックに物語っています。
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浮世絵の巨匠が描いたこの作品は、菅原伝授手習鑑の名場面に登場する藤原時平と松王丸を題材にした伝統芸術の傑作であり、歌舞伎の舞台が持つ驚異的な技巧を見事に捉えています。江戸から幕末にかけて愛された悲劇の物語が、国貞による鮮やかな彩色と構成で表現されており、木版画に宿る役者の魂と情熱がかつての記憶を呼び覚まします。忠義に燃える男たちの圧倒的な迫力と躍動は、今も多くの人々の心を魅了し続けています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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