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大坂道頓堀乃朝 21-100256

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
霧に煙る家並みと川を行く小舟が織りなす大正昭和の懐かしき叙情美
朝靄の向こうに連なる木造家屋の重なりは、木版画ならではの繊細な色彩の階調によって奥行き豊かに表現されています。川を漕ぎ進む小舟の姿が、かつての大坂が持っていた活気と静謐を象徴しており、巴水独自の色彩設計が旅情を激しく揺さぶります。失われゆく日本の原風景が、唯一無二の芸術として永遠の輝きを放っています。

■アーティスト
川瀬巴水(かわせ はすい)(1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年) 11月27日)
大正・昭和期に活躍した浮世絵師であり、版画家です。衰退しつつあった日本の浮世絵版画を復興させるべく、新たな浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。1883年(明治16年)に東京で生まれた巴水は、幼い頃から絵画に興味を持ち、日本画を学びました。その後、版元の渡邊庄三郎と出会い、木版画の制作を始めます。 巴水の作品は、日本の美しい風景を情緒豊かに描き出したものが多く、特に旅情を誘う風景版画は高い評価を受けています。彼は全国各地を旅して取材を行い、四季折々の風景や人々の生活を描き出しました。その作品は、単なる風景描写にとどまらず、そこに生きる人々の息遣いや、時間とともに移り変わる光や空気感までも表現しています。
巴水の作品は、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されており、スティーブ・ジョブズも彼の作品を愛した一人として知られています。

■作品概要
大坂道頓堀乃朝
薄明かりが照らし出す道頓堀の静寂と川面に溶けゆく水都の穏やかな夜明けです。夜の闇が徐々に薄れ始め、柔らかな光が道頓堀の川面を青白く染め上げる瞬間を巴水は見事に捉えています。立ち並ぶ建物の影が水面に美しく揺らぎ、静止した時間の中に確かな一日の始まりを感じさせます。都会の喧騒を忘れさせるような清らかな空気感が、深い安らぎへと導いてくれます。
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浮世絵の精神を継承した新版画の傑作であるこの作品は、川瀬巴水が大坂道頓堀の朝に漂う旅情を込めて描いた伝統芸術の極致であり、静謐な水都の姿を見事に捉えています。卓越した技巧による彩色と構成で表現された木版画には、夜明けの魂と情熱がかつての旅の記憶として刻まれています。圧倒的な迫力と躍動を秘めた臨場感は、華やかで粋な様式美とともに、現代を生きる私たちの心を深く魅了し続けます。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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