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忠勇八犬伝 犬川荘助 31-102004

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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義に殉ずる眼差しが語る静かなる咆哮
見開かれた瞳に宿る光は、降りかかる苦難を跳ね返す不屈の意志を体現しており、その視線の先にある正義を確信させる圧倒的な説得力を放っています。固く結ばれた口元からは、言葉にできない重圧を背負いながらも一歩も退かない武士の矜持が伝わり、静止した構図の中にあっても、今にも咆哮が響き渡るような劇的な動感が漲っています。物語の深淵を覗き込むようなこの表情こそが、多くの人々を八犬伝の世界へと誘う最大の魅力に他なりません。

■アーティスト
歌川国升 [ うたがわくにます ] (19世紀前半)
歌川貞升(のち国升)は、初代歌川国貞の門人で、姓を三谷といい、大坂船場の素封家に生まれました。 初代歌川豊国の流れをくむ系譜の中で活動し、主に役者絵や武者絵を手がけました。作風は派手さよりも端正さを重んじ、人物の姿態や表情を落ち着いた筆致で描く点に特徴があります。背景や衣装の描写も過度な装飾に頼らず、舞台の空気や人物の存在感を丁寧に伝えようとする姿勢が見られます。国芳や国貞といった個性の強い同門絵師に比べると目立つ存在ではありませんが、歌川派の表現の幅を支えた一人として重要です。その作品からは、江戸の芝居文化や武勇譚を静かに記録し伝えようとする誠実な眼差しが感じられます。
長らく貞升と国升は別人と混同されることがありましたが、署名の変化や作風の連続性、活動時期の重なりを丹念に検証した研究によって、同一人物であることが明らかになりました。特に、国貞が三代目歌川豊国を襲名した前後で画号が「貞升」から「国升」へ移行している点は決定的な手がかりとなりました。

■作品概要
忠勇八犬伝 犬川荘助
重苦しい闇が支配する背景の中に、一筋の光明のごとく浮かび上がる義士の横顔。曲亭馬琴が紡いだ壮大な叙事詩の一角を担う犬川荘助の姿は、単なる勇者の肖像に留まらず、運命に抗いながらも忠義を貫こうとする人間の悲哀と高潔さを同時に物語っています。切り裂くような鋭い眼差しには、愛する者との別れや数多の試練を乗り越えてきた者だけが持つ、深く静かな覚悟が湛えられています。赤と黒が織りなす力強い色彩のコントラストは、内側に渦巻く激情と、それを抑え込む冷静な理性の葛藤を象徴しているかのようです。
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江戸時代の文化を象徴する浮世絵の傑作である忠勇八犬伝の犬川荘助は、歌川国升が描いた力強い武者絵であり、南総里見八犬伝の壮大な物語を背景に持っています。伝統工芸としての木版画の技術を駆使した鮮やかな彩色と大胆な構図は、日本美術の精髄を示しており、骨董や古美術の愛好家からも高い評価を受けてきました。役者絵の技法を取り入れた隈取りや表情は、英雄が抱く忠義と内面的な葛藤を見事に表現しており、伝説の義士としての気高さを際立たせています。芝居絵のような臨場感を伴ったこの作品は、当時の歴史や文化を伝える貴重な芸術品であり、今なお多くの人々を魅了し続けています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
忠勇八犬伝 犬川荘助 歌川国升 浮世絵 南総里見八犬伝 武者絵 江戸時代 木版画 日本美術 伝統工芸 役者絵 隈取り 英雄 伝説 骨董 古美術 忠義 義士 葛藤 構図 彩色 芝居絵 歴史 物語 芸術 文化

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