365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

哀しみの人キリスト 27-100000

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
荊冠が刻む苦悶の記憶、頬を濡らす涙に宿る無限の慈愛
鋭い棘が額を突き刺し、滴る鮮血が受難の激しさを物語っています。しかし、キリストの表情を支配しているのは怒りではなく、深い哀しみを湛えた静寂です。涙が頬を伝い落ちるその描写は、人類のあらゆる苦しみを受け止める覚悟と、絶望の淵にいる者たちへ寄り添う究極の慈愛を象徴しています。

■アーティスト
クエンティン・マサイス [ Quentin Massys ] (1466–1530)
15世紀末から16世紀初頭に活躍したフランドル絵画の重要な画家です。初期ネーデルラント絵画の写実性を受け継ぎながら、人物の感情や性格をより強く意識した表現を発展させました。宗教画では静かな敬虔さを保ちつつ、市井の人々を描いた作品では、皮肉や温かみを含んだ人間味がにじみます。写実的な細部描写と柔らかな表情表現が共存し、画面には現実感と寓意性が重なります。イタリア滞在の経験を通じてルネサンス美術の動向にも触れ、レオナルド・ダ・ヴィンチと交流を持ったと伝えられています。その影響は、人物の構成や心理的な奥行きへの関心に表れ、北方の伝統とイタリア的感性をつなぐ存在として位置づけられます。

■作品概要
Christ as the Man of Sorrows (about 1520–1525)
茨の冠を戴き、頬を伝う涙。本作は、人類の罪を背負い、受難の極致にあるイエス・キリストの姿を至近距離から捉えた、極めて瞑想的でエモーショナルな宗教画です。マサイスは、血の滲む茨の鋭さと、それに相反するキリストの静かな悲しみを、驚異的な写実性をもって描き出しました。伏せられた目蓋、青ざめた肌、そして縛り上げられた手首。画面から溢れ出すのは、物理的な痛みを超えた、人類への深い慈しみと孤独な決意です。背後に描かれた黄金の光輪(ハロー)は、この惨めな姿こそが聖なる救済の証であることを静かに告げています。キリストの潤んだ瞳と視線を重ねることで、自分自身の内面にある弱さや痛みと向き合い、静かな祈りへと導かれるような錯覚に陥ります。
--------------------
北方ルネサンスを代表する画家クエンティン・マサイスが1520年頃に手掛けた傑作『哀しみの人としてのキリスト』は、フランドル絵画の伝統的な技法と深い精神性が融合した宗教画です。茨の冠を被り、涙を流すキリストの姿は、人類の罪と犠牲、そして救済を象徴しており、観る者に瞑想と祈りを促します。写実主義に基づいた精緻な描写と、黄金の光輪が放つ光のコントラストは、キリスト受難の苦しみの中にある孤独と慈愛を見事に表現しています。マサイスによる卓越した色彩感覚と心理描写は、単なる芸術作品の枠を超え、感情に直接語りかける力を持っています

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■関連キーワード
クエンティン・マサイス 哀しみの人としてのキリスト 1520年 北方ルネサンス 宗教画 キリスト受難 茨の冠 涙 救済 祈り 慈愛 瞑想 写実主義 心理描写 黄金 光輪 感情 孤独 犠牲 罪 伝統 技法 フランドル絵画 色彩 描写 精神性 芸術 鑑賞 傑作 解説

お届けについて

おすすめ商品

新着商品