椿に四十雀 25-100097
大輪の花を咲かせる椿のピンク色は、中心に向かって白く抜けるようなグラデーションが施され、花弁の柔らかさと瑞々しさを際立たせています。それを取り囲む深い緑の葉は、厚みのある質感を湛え、四十雀の羽に配された青や白の色彩と見事な対比を成しています。
■アーティスト
小原古邨 [ おはらこそん ] (1877-1945)
本の画家・木版画の下絵師で、花鳥画を中心に活躍しました。本名は小原又雄で、加賀国(現・石川県)出身。鈴木華邨に学び、フェノロサの影響を受けながら、アメリカ向けの花鳥画を多く制作しました。初期は肉筆画を発表し、版元・松木平吉の依頼で版画の下絵を手掛けました。大正時代には「祥邨」、昭和初期には「豊邨」と号を改め、渡辺版画店などを通じて多くの作品を発表。彼の版画は、伝統的な浮世絵技法と写実的な表現を融合させた独自のスタイルで評価されています。作品は主に海外輸出向けで、ボストン美術館や大英博物館などに所蔵。近年、日本国内でも展覧会が開催され、その芸術性が再評価されています。
■作品概要
椿に四十雀(つばきにしじゅうから)
枝に止まり、上を向いて囀(さえず)る四十雀の姿には、古邨の卓越した観察眼が光ります。羽毛の一本一本までが精緻な多色刷りによって描き分けられ、今にも羽ばたきそうな躍動感と、愛くるしい表情が同時に表現されています。植物の静的な美しさと、小鳥の動的なエネルギーが絶妙なバランスで共存する構成は、自然界の調和に対する古邨の深い洞察と畏敬の念を物語っています。
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小原古邨による椿に四十雀は、新版画の時代を代表する花鳥画の傑作です。伝統的な花鳥の主題を、近代的な写実表現と洗練された造形美で再構築しています。椿の鮮やかな色彩と、四十雀の瑞々しい躍動感が織り成す世界は、自然の中に宿る一瞬の情感を見事に捉えています。繊細な質感と圧倒的な叙情を湛えたこの作品は、古邨が追求した光と生命の美学を体現する、至高の芸術作品です。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
小原古邨 四十雀 椿 花鳥画 日本画 新版画 1930年代 芸術 傑作 伝統 写実 瑞々しい 自然 鳥 植物 質感 情感 筆跡 色彩 豊か 静寂 美学 叙情 造形
お届けについて
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