上野・竹の台 24-101013
満開の桜が参道の両側から雲のように広がり、その下を人々が行き交う春の情景が、明るく穏やかな色調で描かれています。桜まつりの期間には竹の台広場で屋台が出店し、多くの人で賑わう様子は、大正時代も今も変わらない上野の春の風物詩です。
■アーティスト
根来莱山 [ねごろ らいざん、川面良雄 ] (1877年4月17日-1963年8月10日)
大正時代に活躍した木版画家です。版元・吉川弘文館から作品を発表し、東京の風景を題材にした新版画を制作しました。作品の多くは1923年の関東大震災以前に出版されたため、大震災で多くが失われ、現存する数が非常に少ないことから、今日では希少な存在となっています。また、川瀬巴水の版元として知られる渡邊庄三郎のような強力なプロモーターを持たなかったことも、知名度が広まりにくかった一因と考えられています。 莱山の作品には、繊細な黒と灰のぼかしが随所に用いられており、静けさと奥行きのある独自の雰囲気を持っています。雨、霧、夕暮れなど、気象や光の変化をとらえた風景を得意とし、浮世絵の伝統に西洋的な表現を取り入れた大正新版画の精神を体現した画家のひとりです。
■作品概要
上野・竹の台
ピンクの桜雲が参道の両側に広がり、その下を着物姿の人々がゆったりと行き交っています。上野が桜の名所として知られるようになったのは江戸時代、現在の上野公園がある高台に寛永寺が開かれ、奈良の吉野山からわざわざ苗木を取り寄せて植えたのが始まりといわれています。「竹の台」は現在の上野公園の噴水広場一帯にあたる場所で、桜の季節には江戸時代から多くの花見客が集まる名所でした。版画の前景には着物と洋装が混在する大正時代の人々が描かれ、着物姿の女性、洋服を着た男性、子どもを連れた親子。それぞれが春の午後を思い思いに楽しんでいます。屋台の赤い提灯が奥に見え、ガス燈の街灯が参道に並んでいます。満開の桜がほぼ全体を淡いピンクで覆い、青い空が遠くにわずかに覗く、春の上野の賑わいと明るさが、温かい色調で伝わってきます。
■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm
■材質
本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。
⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。
■キーワード
根来莱山 上野 竹の台 1922年 木版画 新版画 大正 吉川弘文館 浮世絵 東京 台東区 上野公園 桜 花見 春 ソメイヨシノ 寛永寺 着物 洋装 風景版画 日本画 和風 関東大震災 希少 スミソニアン 歴史 賑わい アート インテリア ポスター 日本美術
お届けについて
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