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無題 24-101014

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
雲間の月と茅葺き屋根の、静かな夜
黄色い月が厚い雲を背に輝き、その光が茅葺き屋根の家々と枝を広げる桜の木を淡く照らします。黒から灰へとなだらかに変化するぼかしが、夜の大気のやわらかさと深さを見事に表現しています。家の窓からこぼれる灯りが、暗い夜の情景にひとつの温もりをもたらしています。

■アーティスト
根来莱山 [ねごろ らいざん、川面良雄 ] (1877年4月17日-1963年8月10日)
大正時代に活躍した木版画家です。版元・吉川弘文館から作品を発表し、東京の風景を題材にした新版画を制作しました。作品の多くは1923年の関東大震災以前に出版されたため、大震災で多くが失われ、現存する数が非常に少ないことから、今日では希少な存在となっています。また、川瀬巴水の版元として知られる渡邊庄三郎のような強力なプロモーターを持たなかったことも、知名度が広まりにくかった一因と考えられています。 莱山の作品には、繊細な黒と灰のぼかしが随所に用いられており、静けさと奥行きのある独自の雰囲気を持っています。雨、霧、夕暮れなど、気象や光の変化をとらえた風景を得意とし、浮世絵の伝統に西洋的な表現を取り入れた大正新版画の精神を体現した画家のひとりです。

■作品概要
無題
黄色い月が厚い雲の合間からほのかに顔をのぞかせ、茅葺き屋根の家々がその淡い光に静かに浮かび上がっています。静かな夕暮れ時の小さな村の情景。月が暗い森の上に昇り、その青白い光が辺りを照らす中、二人の隣人が薄暮れの光の中で言葉を交わしています。静かな永続性の気配が漂う作品です。前景の桜の木はまだ花を残し、その枝が夜の闇に向かってしなやかに伸びています。家の窓からこぼれるわずかな灯りが、人の暮らしの温もりをひとすじ添えています。 スミソニアン国立アジア美術館が「光の質」をテーマにした展覧会に根来莱山の作品を選んだことは、大正新版画における光の探求がいかに重要だったかを示しています。黒と灰の繊細なぼかしが夜の空気を表し、雲に隠れた月の黄色い輝きだけが温もりとして宿るこの作品は、根来莱山の版画の中でも特に光の表現が際立っています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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