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百人一首 姥かゑとき 猿丸大夫 21-100058

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
奥山に響く秋の詩情。空間に日本の叙情美を呼び込む
百人一首の名歌「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の…」の世界を見事に表現した浮世絵です。

■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。
北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。

■作品概要
百人一首姥かゑとき(うばがえとき) 猿丸大夫(さるまるだゆう)

猿丸大夫の歌
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき

百人一首とは、小倉百人一首として知られる和歌集で、このシリーズはそれぞれの歌を老女(姥)が絵解き(絵で解説)するという趣向で描かれています。猿丸大夫の歌は、「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき」であり、深山で鳴く鹿の声に秋の侘しさを感じる情景を詠んでいます。この絵では、まさにその歌の世界が表現されています。深山を背景に、紅葉した木々が茂り、その中に一頭の鹿が描かれています。鹿は、秋の物悲しい空気の中で、静かに佇んでいるかのように見えます。画面の左上には、和歌と作者名が記されており、絵と歌が一体となって鑑賞者に情景を伝えます。北斎は、歌に詠まれた情景を単に描写するだけでなく、その歌が持つ情感や物語性を、巧みな構図と色彩で表現しています。この作品は、日本の古典文学と自然が融合した、幽玄で美しい一枚と言えるでしょう。

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葛飾北斎の『百人一首姥が絵説き 猿丸大夫』は、江戸時代の浮世絵を代表する風景画・文学画の傑作であり、日本美術を象徴する芸術名品です。百人一首の歌に詠まれた奥山の紅葉と鹿の情景が叙情豊かに描かれたこの作品は、日本の美しい自然と古典文学を捉え、和風モダンなインテリアやアートコレクションとしても高く評価されています。その幽玄な美しさは、壁掛けの絵画として空間に深みと日本の伝統美をもたらします。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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