動植綵絵 | 老松孔雀図

2025年12月
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	A4(21×29.7cm)	A3(29.7×42cm)	A2(42×59.4cm)
アイボリー【フォトマット紙】	1,600円(税込)	2,400円(税込)	3,450円(税込)
フチなし【フォトマット紙】	1,600円(税込)	2,400円(税込)	3,450円(税込)
アイボリー【半光沢紙】	1,600円(税込)	2,400円(税込)	3,450円(税込)
フチなし【半光沢紙】	1,600円(税込)	2,400円(税込)	3,450円(税込)

潔白な光を纏う吉祥の使者
松の緑、牡丹の赤とピンク、そして孔雀の尾羽に輝く青と黄色の眼状紋が織りなす極彩色のコントラストは、生命の躍動と永遠の美を表現しています。岩の深い青と苔むした質感は、悠久の時の流れと不変の真理を象徴し、その上で誇り高く立つ孔雀は、困難に屈しない強い意志と、未来への希望を体現しています。

■アーティスト

伊藤若冲（1716年3月1日 - 1800年10月27日）
江戸時代の画家で、独特な花鳥画で知られています。若冲は京の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、23歳で家業を継承しましたが、40歳で隠居し画業に専念しました。代表作の「動植綵絵」や「猿猴捕月図」など、濃彩で幻想的な花鳥画を制作し、その作風は後のシュルレアリスムに通じるとも言われます。また、奇想派として曽我蕭白らと共に評価され、1970年以降、再評価が進みました。2016年の「生誕300年記念若冲展」では、入館待ちが5時間以上になるほどの人気を集め、その独創性と技巧が再び注目されています。

■作品概要

動植綵絵老松孔雀図（どうしょくさいえ/ろうしょうくじゃくず）宝暦7年（1757年）頃 - 宝暦10年（1760年）頃
老松の力強い枝と、鮮やかな牡丹の咲き乱れる中に立つ白い孔雀の姿は、まるで奇跡的な光景を目の当たりにしているかのようなドラマティックな感動を与えます。その全身の白さは、清らかさと高潔さを象徴し、暗い時代の中に一筋の光明が差し込んでいる未来への予兆を力強く示唆しています。開かれた嘴は、平和と繁栄の賛歌を歌い上げているかのようです。

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伊藤若冲の動植綵絵老松孔雀図は、江戸時代中期の日本画の中で、濃彩と極彩色が際立つ花鳥画の傑作です。白い孔雀と松、牡丹の組み合わせが生命力をドラマティックに表現しており、絹本着色の掛軸には精密描写の筆致が凝縮されています。濃淡のコントラストと白い孔雀は、奇想の画家と呼ばれた彼の革新性を示し、琳派の影響を受けつつも独自性を確立した京都の作家であり、吉祥の象徴として未来への希望を感じさせます。

■サイズ

・A4/ 210mm×297mm　
・A3/297mm×420mm
・A2/420mm×594mm

■材質

…本商品は用紙のご選択が可能です
⇒ フォトマット紙0.25mm厚
　官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
　画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
　日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
　光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード

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▼アイボリー

▼フチなし