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希望 17-100024

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
A4短辺正方形(21×21cm)
A3短辺正方形(29.7×29.7cm)
A2短辺正方形(42×42cm)
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メメント・モリ、「希望」というタイトルの深み
妊婦の胸元に描かれた頭蓋骨は、「死を忘れるな」というメメント・モリの伝統的な表現です。新しい命を宿した腹のすぐ上に死の象徴を置くという大胆な対比。しかしクリムトにとってこれは矛盾ではありませんでした。生まれることは、いつか死ぬことと表裏一体である。その認識の上に立つからこそ、「希望」は単純な楽観ではなく、深い覚悟を伴った信頼として輝きます。

■アーティスト
Gustav Klimt [ グスタフ・クリムト ](1862-1918)
19世紀末から20世紀初頭にかけてウィーンで活躍した、象徴主義を代表する画家です。伝統的な美術界に反旗を翻し、「ウィーン分離派」を創設して初代会長を務めました。最大の特徴は、金箔を多用した「黄金様式」と呼ばれる装飾的なスタイルです。代表作『接吻』に見られるように、緻密な幾何学模様と官能的な表現を融合させ、愛や死、エロティシズムといった根源的なテーマを描き出しました。平面的な装飾性と、写実的な人物像の対比が生み出す幻想的な世界観は、当時のウィーンの退廃的な美意識を象徴しています。また、日本の浮世絵や琳派といった「ジャポニスム」の影響も色濃く反映されており、その独自の様式美は現代のデザインやファッション界にも大きな影響を与え続けています。華やかな黄金の輝きの裏に、人間の内面の葛藤や生命の儚さを秘めた、唯一無二の芸術家です。

■作品概要
Hope, II (1907-1908)
大きく膨らんだ腹を持つ妊婦が画面の中央にそびえ立ち、その足元では三人の人物が頭を垂れています。グスタフ・クリムトが1907年から1908年にかけて描いた「希望 II」。生命の誕生と死の予感が、一枚の中に共存しています。妊婦の腹を包む衣は、燃えるような赤橙色に大小の円が輝く豪華な文様。その上半身は裸で、胸元には頭蓋骨が描かれています。新しい命を宿した腹と、死の象徴である頭蓋骨が同じ身体に宿っている。クリムトは生と死を対立するものとしてではなく、同じ命の両面として捉えていました。これはラテン語で「死を忘れるな」を意味する「メメント・モリ」の表現でもあります。足元で頭を垂れる三人は祈りの姿勢にあり、祝福しているのか、嘆いているのか、その表情は定かではありません。暗い金緑色の背景が全体を宇宙のような深みで包み、妊婦の鮮烈な赤橙色がその中で燃えるように輝いています。希望とは何か。新しい命が生まれることか、それとも死を超えた何かへの信頼か。クリムトはその問いに答えず、ただ美しく問い続けています。
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グスタフ・クリムトが1907年から1908年にかけて描いた「希望 II」は、燃えるような赤橙の円文様の衣をまとい大きな腹を持つ妊婦の胸元に頭蓋骨を描き込んだメメント・モリの表現が生と死の共存を体現したウィーン世紀末象徴主義の傑作で、足元で三人が頭を垂れる構図が新しい命への祈りと死への覚悟を同時に表しています。細胞や卵を想起させる有機的な円の連なりが主題と完璧に呼応する黄金様式の頂点を示すこの名画は、生命の誕生と死と祈りが一枚に凝縮された西洋近代美術の傑作です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm ・A4短辺正方形/ 210mm×210mm 
・A3/ 297mm×420mm ・A3短辺正方形/ 297mm×297mm
・A2/ 420mm×594mm ・A2短辺正方形/ 420mm×420mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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