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エミリエ・フレーゲの肖像 17-100027

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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対等な視線、クリムトの女性たちの中の特別な存在
エミーリエはウィーン・セセッション(分離派)のメンバーたちと親交を持ち、改革的なファッションをデザインしたウィーン随一のデザイナーでした。彼女の衣装はコルセットを排した自由な造形で、女性の身体を解放しようとするものでした。クリムトが描いたこの衣装の複雑で豊かな装飾は、単なる美しさではなく、エミーリエの創造的な知性への敬意の表れです。絵画と服飾、二人の芸術家の対話がここに刻まれています。

■アーティスト
Gustav Klimt [ グスタフ・クリムト ](1862-1918)
19世紀末から20世紀初頭にかけてウィーンで活躍した、象徴主義を代表する画家です。伝統的な美術界に反旗を翻し、「ウィーン分離派」を創設して初代会長を務めました。最大の特徴は、金箔を多用した「黄金様式」と呼ばれる装飾的なスタイルです。代表作『接吻』に見られるように、緻密な幾何学模様と官能的な表現を融合させ、愛や死、エロティシズムといった根源的なテーマを描き出しました。平面的な装飾性と、写実的な人物像の対比が生み出す幻想的な世界観は、当時のウィーンの退廃的な美意識を象徴しています。また、日本の浮世絵や琳派といった「ジャポニスム」の影響も色濃く反映されており、その独自の様式美は現代のデザインやファッション界にも大きな影響を与え続けています。華やかな黄金の輝きの裏に、人間の内面の葛藤や生命の儚さを秘めた、唯一無二の芸術家です。

■作品概要
Bildnis Emilie Flöge / Portrait of Emilie Flöge (1902)
この人が、クリムトの生涯の伴侶でした。エミーリエ・フレーゲ——ウィーンで著名なファッションデザイナーであり、クリムトが生涯にわたって深く愛し続けた女性です。1902年に描かれたこの肖像画は、愛する人への最大限の賛辞として描かれました。彼女が纏う衣装の装飾は圧倒的です。青と緑を基調とした縦縞の中に、楕円・丸・四角・菱形が織り込まれ、背後の巨大な円形の装飾が光輪のように彼女を包んでいます。この衣装はエミーリエ自身がデザインしたものとも、クリムトが彼女のために考案したものとも言われています。しかしその豪華な衣装に対して、彼女の顔は驚くほど静かです。巻き毛の下の目は、まっすぐこちらを見ています。挑戦的でも媚びることもなく、ただ確固とした自分がそこにいる。ファッションデザイナーとして自立し、クリムトと対等に生きた女性の矜持が、その眼差しに宿っています。装飾は人を飾るためにあるのではなく、人の強さを際立たせるためにある。クリムトとエミーリエが共有していた思想が、この一枚に凝縮されています。
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グスタフ・クリムトが1902年に描いた「エミーリエ・フレーゲの肖像」は、クリムトの生涯の伴侶であり著名なファッションデザイナーだったエミーリエを、青と緑を基調とした楕円・丸・四角の複雑な装飾衣装と背後の巨大な光輪状の装飾で包みながら静かな確固たる眼差しで描いたウィーン世紀末象徴主義の傑作です。豪華な装飾の中に自立した女性の矜持を刻み込んだ構図は絵画と服飾という二人の芸術家の対話を体現し、クリムトの女性像の中で唯一対等なパートナーとして描かれた名画です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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