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ヒュギエイア (サルース) 17-100046

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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蛇と杯、医療の象徴の起源
ヒュギエイアが持つ蛇と杯の組み合わせは、現代の薬局や医療機関の紋章として今も生き続けています。古代ギリシャにおいて蛇は脱皮することから「再生と治癒」の象徴であり、杯は「生命の水」の象徴でした。クリムトはこの古代の象徴を、当時最先端だったウィーンの医学への賛辞として描きました。

■アーティスト
Gustav Klimt [ グスタフ・クリムト ](1862-1918)
19世紀末から20世紀初頭にかけてウィーンで活躍した、象徴主義を代表する画家です。伝統的な美術界に反旗を翻し、「ウィーン分離派」を創設して初代会長を務めました。最大の特徴は、金箔を多用した「黄金様式」と呼ばれる装飾的なスタイルです。代表作『接吻』に見られるように、緻密な幾何学模様と官能的な表現を融合させ、愛や死、エロティシズムといった根源的なテーマを描き出しました。平面的な装飾性と、写実的な人物像の対比が生み出す幻想的な世界観は、当時のウィーンの退廃的な美意識を象徴しています。また、日本の浮世絵や琳派といった「ジャポニスム」の影響も色濃く反映されており、その独自の様式美は現代のデザインやファッション界にも大きな影響を与え続けています。華やかな黄金の輝きの裏に、人間の内面の葛藤や生命の儚さを秘めた、唯一無二の芸術家です。

■作品概要
Hygieia
赤と金の衣をまとった女神が、その腕に白蛇を絡ませながら右手に杯を掲げています。これはウィーン大学大講堂の天井画「医学」の下部に描かれた健康の女神の、単独での肖像です。ヒュギエイアはギリシャ神話の医神アスクレピオスの娘で、健康・衛生・清潔を司る女神です。英語の「ハイジーン(hygiene=衛生)」という言葉は彼女の名に由来します。腕に絡む白蛇は医学と治癒の象徴、アスクレピオスの杖に絡む蛇と同じく、古代から医療の象徴として用いられてきました。右手の杯はヒュギエイアの杯と呼ばれ、蛇が杯から水を飲むこの図像は今日も医療・薬学の紋章として世界中で使われています。赤い長い房飾りの衣と金の装飾が画面を豊かに満たし、頭上には黄金の装飾冠が輝いています。クリムトの「パラス・アテナ」が戦略の女神への宣言だったように、この「ヒュギエイア」は科学と医療への敬意の表現です。しかし当時のウィーン大学はこの作品を含む「医学」全体を「醜悪」と批判し、大論争を巻き起こしました。
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グスタフ・クリムトが描いた「ヒュギエイア」は、ウィーン大学天井画「医学」の下部に描かれた健康・衛生を司るギリシャ神話の女神を、腕に白蛇を絡ませ右手に杯を掲げる赤と金の豪華な衣姿で描いたウィーン世紀末象徴主義の傑作で、現代の医療・薬学紋章の起源となる古代の象徴を体現しています。科学の合理主義と芸術の官能性の衝突として大論争を巻き起こしたこの作品は、クリムトの反骨精神と芸術的独立の象徴として、また医学と神話の交差点に立つ歴史的価値の高いコレクション作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
クリムト ヒュギエイア 医学 健康の女神 蛇 杯 ウィーン大学 医療 衛生 ギリシャ神話 アスクレピオス 赤 金 装飾 象徴主義 アール・ヌーヴォー ウィーン世紀末 分離派 大論争 西洋絵画 近代美術 グスタフ・クリムト 名画 複製画 コレクション

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