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25-100026

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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清らかな白と水辺の緑、狩りの一瞬
ツルの黒い風切羽と赤い頬が、純白の胴体との鮮やかなコントラストを生み出しています。小原古邨は、この色彩と墨の濃淡を用いて、ツルの高貴な威厳と生命力を表現しています。

■アーティスト
小原古邨 [ おはらこそん ] (1877-1945)
本の画家・木版画の下絵師で、花鳥画を中心に活躍しました。本名は小原又雄で、加賀国(現・石川県)出身。鈴木華邨に学び、フェノロサの影響を受けながら、アメリカ向けの花鳥画を多く制作しました。初期は肉筆画を発表し、版元・松木平吉の依頼で版画の下絵を手掛けました。大正時代には「祥邨」、昭和初期には「豊邨」と号を改め、渡辺版画店などを通じて多くの作品を発表。彼の版画は、伝統的な浮世絵技法と写実的な表現を融合させた独自のスタイルで評価されています。作品は主に海外輸出向けで、ボストン美術館や大英博物館などに所蔵。近年、日本国内でも展覧会が開催され、その芸術性が再評価されています。

■作品概要
Fishing crane in shallow water (1900-1945)
古邨が捉えたツルの狩りの一瞬を、緊張感と優美さをもって描いています。白を基調としたツルの優雅な姿が、葦や水草が茂る淡い緑の水辺の背景の中で際立っています。長く湾曲した首の先にある嘴には、まさに捕獲された蛙が挟まれており、静止した画面の中に動的なドラマを封じ込めています。ツルの赤い頬と鋭い眼差しが、生命の強い意志と集中力を表現しています。澄んだ水に映る静かな波紋は、自然の静謐な空気感を伝え、和の花鳥画の洗練された美を感じさせる傑作です。
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小原古邨の新版画技術を用いた木版画は、ツル(鶴または丹頂鶴)が浅瀬で狩りをする花鳥画の傑作です。浮世絵の伝統と日本画の繊細な美意識が融合し、渡辺庄三郎のもとで芸術的美術の版画として昇華されました。鳥が水辺で蛙を捕らえる静寂な情景を優雅に描き、大正から昭和にかけて輸出されました。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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