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家並みの三日月 II (島々の町) 15-100047

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 A4(21×29.7cm)A3(29.7×42cm)A2(42×59.4cm)
半光沢紙
フォトマット紙
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幾何学と有機体の融合。キュビスムを超えた表現
家並みの弧が生み出す動きの感覚は、秋色の木立の列によって強められています。橙・黄・緑・ライラックが複雑に交錯する色彩は、建物を地図のように俯瞰しながらも、感情の渦として画面全体に満ちています。キュビスムの幾何学的構造を取り込みながら、それを厳格な理論に従わせず、あくまで個人的な感情の表現として用いたシーレの成熟期の到達点といえます。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Crescent of Houses II (1915)
弧を描くように湾曲した家々が、丘の上から見下ろされています。屋根と屋根が重なり、壁と壁が絡み合い、まるで生き物のように密集した建物の群れが画面を埋め尽くしています。人の姿はどこにもない。それでも、この町は確かに息をしています。これは南ボヘミアの町チェスキー・クルムロフ(クルマウ)の情景であり、シーレの母の故郷です。クルマウのシュロスベルクの丘から見えるこの特徴的な弧状の家並みは、1914年の習作よりもモチーフをさらに強調するため、背景の家群・橋・対岸の聖ヨドクス教会を省略して描かれています。シーレの関心は地形の忠実な表現ではなく、キュビスム的な趣を持つ角張った線の迷宮のような網目を描くことにありました。ファサード・屋根・煙突といった異なる要素を持つ建物は立体幾何学のような外観を持ち、家並みの外側に沿う緑とライラック色の帯は、フーガの声部のように互いに呼応しています。死の町と呼びながら、生涯描き続けた場所です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
エゴン・シーレ 家並みの弧 島の町 Crescent of Houses 1915年 表現主義 ウィーン世紀末 オーストリア絵画 油彩 キャンバス クルマウ チェスキー・クルムロフ 都市景観 風景画 死の町 鳥瞰 中世 ボヘミア 近代絵画 20世紀絵画 ウィーン分離派 レオポルド美術館 幾何学 キュビスム 秋 色彩 内面表現 告白的絵画 魂の風景 人不在



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