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聖フーベルトゥスの幻視 15-100141

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 A4(21×29.7cm)A3(29.7×42cm)A2(42×59.4cm)
半光沢紙
フォトマット紙
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シーレの異色作、自然と信仰が交差する風景
シーレの作品において宗教的主題を正面から扱った例は極めて稀であり、この作品はその意味でも異色の存在です。第一次世界大戦の真っ只中に描かれたこの作品には、死と暴力が支配する時代に聖性と回心という主題を選んだシーレの内面的な問いが潜んでいるとも読めます。人体の苦悩を凝視し続けた画家が、森の奥に神の啓示を求めた。その静かな転換が、この風景に宿っています。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Die Vision Des Heiligen Hubertus (The Vision Of St. Hubert) (1916) / The Vision of Saint Hubert
森の奥深く、岩場の上に一頭の白い牡鹿が立っています。その角のあいだに、輝く光輪と十字架。男は膝をつき、白い犬を連れたまま、その光景を前に静止しています。これは奇跡の瞬間。狩猟中に十字架を持つ鹿の姿を見、神の声を聞いたことから、徹底してキリストに従うようになった聖フーベルトゥスの回心の場面です。1916年、シーレ26歳。人体を凝視し続けた画家が、珍しくキリスト教の図像学的主題へと向かった一枚です。聖フーベルトゥスは8世紀に活躍した狩猟の守護聖人であり、角のあいだに十字架を輝かせた鹿との遭遇のエピソードは後世の画家が好んで描いた主題です。 緑と金茶が交錯する森の色彩、秋色の木立、遠景に広がる川と山。シーレの他の作品には見られない自然の豊かさが、この幻視の神聖さをいっそう際立たせています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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