365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

恋人たち 15-100148

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 A4(21×29.7cm)A3(29.7×42cm)A2(42×59.4cm)
半光沢紙
フォトマット紙
購入数
燃える色彩と虚ろな表情、表現主義の逆説
赤みがかった髪、緑と橙の衣服、絡み合う四肢。色彩は官能的に燃え立ちながら、表情だけが静かに空白に沈んでいます。女性の右手の薬指と小指のあいだの異様な広がりは、シーレの自画像に見られる手の表現の補完的な表れです。この鮮烈な色彩と虚ろな表情の対比こそが、シーレの表現主義の核心。外見の燃焼と内面の空洞が同居する、人間存在の逆説的な真実です。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Lovers (Man and Woman) / Lovemaking (1915)
ふたりは絡み合っています。しかし、その顔は虚ろです。女性は手を高く掲げ、男性は彼女を抱きしめながら、ふたりとも遠くを見つめる放心した眼差しを持っています。衝動的な情事の最中でありながら、どこか感情が抜け落ちたような空白、これがシーレの描く「愛」の正直な姿。1915年、シーレ25歳。この作品はシーレが許容の限界を押し広げ続けた時期に描かれており、ふたりはまだ衣服を身につけているが明らかに情事の最中であり、その行為が衝動的で、ひょっとすると不道徳なものであることを暗示しています。それでもふたりは虚ろな表情で遠くを見つめています。愛し合うカップルが情事の最中にこちらを見つめる表情は、愛情と神から与えられた性の喜びにもかかわらず、幸せではない人間の姿を伝えているかのようです。 赤い髪、緑と橙の衣、絡み合う手足、色彩は燃えるように鮮やかでありながら、表情だけが静かな空白を帯びています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
エゴン・シーレ 恋人たち Lovemaking Liebesakt 1915年 表現主義 ウィーン世紀末 オーストリア絵画 鉛筆 グワッシュ 素描 男女 情事 孤独 虚ろ 赤毛 緑 橙 レオポルド美術館 近代絵画 20世紀絵画 ウィーン分離派 官能 内面表現 告白的絵画 魂の肖像 逆説 戦時 第一次世界大戦 人間の孤絶



お届けについて

おすすめ商品

新着商品