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恋人たち 15-100149

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 A4(21×29.7cm)A3(29.7×42cm)A2(42×59.4cm)
半光沢紙
フォトマット紙
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添えられた手。愛惜と別れの予感
ヴァリーの頭に静かに添えられたシーレの手は、この作品で最も雄弁な部位です。抱きしめるのでも、引き寄せるのでもなく、ただそっと触れるだけの手。そこには愛惜と、手放すことへの諦念が同時に宿っています。ヴァリーとの関係が終わりに向かう時期に制作されたこの作品は、その感情の混乱と深い関係の終焉を体現しています。乱れた髪のヴァリーの頭に添えられた手は、最後の別れを告げる前の、静かな逡巡の証です。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Lovers (Self-Portrait with Wally)
ヴァリーがシーレの腰にしがみつくように腕を回し、ふたりは密着して立っています。ヴァリーは乱れた髪のまま鮮やかな赤いブラウスを纏い、正面を向いている。その頭には、シーレの手が静かに添えられています。これはシーレとヴァリー・ノイツィルのふたりを描いた自画像であり、1914〜1915年、ヴァリーとの長く深い関係が取り返しのつかない形で終わりに向かっていた時期に制作されました。シーレはこの作品の中で、色彩を紙に強烈に塗り込めながら、人間の本質についての深い問いを内側から語りかけています。 1914年という時点で、シーレはすでにエディット・ハルムスへの関心を深めていました。ヴァリーとの別れはまだ訪れていなませんが、その予感が静かに漂っています。ヴァリーはこちらを向き、シーレの視線は遠くを向いて、ふたりは触れ合いながら、すでに違う方向を見ています。しがみつく腕と、離れていく視線。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
エゴン・シーレ 恋人たち Lovers ヴァリーとの自画像 ヴァリー・ノイツィル 1914年 表現主義 ウィーン世紀末 オーストリア絵画 水彩 グワッシュ 鉛筆 素描 自画像 カップル 赤 別れ 孤独 手 近代絵画 20世紀絵画 ウィーン分離派 レオポルド美術館 内面表現 告白的絵画 魂の肖像 愛 喪失 視線 しがみつく



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