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にあいさう 30-100319

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
月明かりに照らされた、艶やかな男装の麗人
まっすぐに向けられた女性の視線は、ただ美しいだけでなく、遊郭という場所で生き抜く彼女の覚悟と、内に秘めた粋を物語っているかのようです。

■アーティスト
月岡芳年 [つきおかよしとし](天保10年3月17日〈1839年4月30日〉- 明治25年〈1892年〉6月9日)
幕末から明治という激動の時代を駆け抜けた最後の浮世絵師と呼ばれます。武者絵や歴史絵においては、血しぶきが飛ぶ壮絶な場面を鮮烈に描き、人間の内に潜む狂気と勇気をあぶり出しました。その筆はただ美を追うのではなく、時代の混乱と人間の業を直視させるものであり、観る者の心を揺さぶります。しかし晩年の「月百姿」などには、月明かりに照らされた静謐な情景や孤独の美が漂い、そこには死と隣り合わせに生きた彼自身の魂の陰影が映し出されています。血煙と静寂、激情と余韻──その両極を自在に描いた芳年の画業は、単なる浮世絵を超え、生命の光と影を刻み込んだ壮大なドラマでもあります。

■作品概要
風俗三十二相 にあいさう 弘化年間廓の芸者風俗
宵闇に浮かぶ満月が、一人の女性を静かに照らし出しています。八月に行われる「俄」という特別な行事に参加する姿は、当時の人々の文化や、そこに生きる女性たちの強さを伝える貴重な記録です。彼女は男装をまとい、手にした扇子を大胆に広げています。その凛とした佇まいと、どこか挑発的な視線は、単なる見世物ではない、内なる強さを感じさせます。「にあいさう」という言葉は、その男装が彼女に「似合っている」ことを指すだけでなく、男と女の境界を超えて、その人物が持つ自由で大胆な魅力を示唆しているのかもしれません。月岡芳年が描くのは、光と影が織りなすドラマティックな情景。見る者の心に強く訴えかける、魂の肖像画と言えるでしょう。

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月岡芳年は最後の浮世絵師として知られ、幕末から明治時代にかけて活躍した芸術家です。彼の代表作である風俗三十二相は、和モダンなインテリアにも映える美人画の傑作として人気があります。日本画の伝統とモダンな感性が融合したアート作品で、着物や傾城の和風な美しさが際立っています。木版画の版画は伝統工芸であり、そのデザインやレトロな雰囲気が、コレクションとして鑑賞する人々を魅了します。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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