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くるまれた赤ん坊 15-100156

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)A3(29.7×42cm)A2(42×59.4cm)
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孤独を超越する生命の賛歌
おくるみの中に閉じ込められているような印象は、この幼い魂が自己の完成に向けて内省している宇宙を象徴していますが、未来への静かなる予感に満ちています。弱々しく見える手や表情の奥には、これから世界と対峙していく生命の尊さと力強さが秘められており、表現主義の言語をもって人間存在の根源を賛歌しています。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
エゴン・シーレは、オーストリア表現主義を代表する画家で、鋭い線描と大胆な構図で知られています。彼の作品は、肉体と精神の深層をえぐり出すような激しいエネルギーを宿し、人物画や自画像では歪んだポーズや露骨な官能性が特徴です。グスタフ・クリムトの後継者ともされ、早くからその才能を認められましたが、過激な表現は当時の社会に大きな波紋を呼びました。28歳という若さでスペイン風邪により急逝しましたが、その短い生涯で残した作品は、20世紀のモダンアートに強烈な影響を与え続けています。死と性、孤独と欲望を赤裸々に描いたシーレの世界は、今なお多くの人々を魅了しています。

■作品概要
Säugling im Wickelpolster (1910)
鮮烈な黄色のくるみ布に包まれたこの赤ん坊の肖像は、人間の魂が外界から隔離された安全な空間の中で、内的に覚醒し、力強い生命の衝動を爆発させようとする瞬間を捉えたドラマティックなヴィジョンです。幼い顔に宿る憂いを帯びた表情は、存在の根源的な真実を知る魂の深遠さを示唆しており、単なる無垢さではなく、生のダイナミズムを内に秘めた強い意志を感じさせます。

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エゴンシーレの1910年頃のドローイングSäuglingimWickelpolsterは、表現主義の魂が込められたドラマティックな作品解説です。この肖像画は、黄色の布に包まれた赤ん坊を通して、生のダイナミズムという感情的なテーマを描き、魂の純粋な力と覚醒を表現しています。シーレの鋭い描線とグアッシュの技法は、オーストリア アートの芸術家として、20世紀美術史に深い足跡を残しました。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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