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富嶽三十六景 礫川雪ノ且 21-100111

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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雪化粧の奇跡
雪の眩しい白と、遠景の空に広がる淡い朝焼けの朱色のグラデーションが、この絵の最大の魅力です。北斎は、青と白を基調とした静謐な景色の中に、生命感あふれる朱色を挿入することで、雪の朝が持つ清々しさと、希望に満ちた叙情性を見事に表現しました。

■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。
北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。

■作品概要
富嶽三十六景 礫川雪ノ且(こいしかわゆきのあした)
雪が降り積もった翌朝、視界を遮るものなく富士山を望む、礫川の茶屋の情景です。あたり一面を覆う雪の白さと、遠景の朝焼けの淡い朱色、そして富士の荘厳な青のコントラストが、見る者の心を打つ奇跡的な美しさを表現しています。茶屋の小さな空間と、目の前に広がる雄大な自然との対比が、江戸の人々が日常の中に発見した詩的な感動と、富士への憧れをドラマティックに描き出しています。

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葛飾北斎の富嶽三十六景の礫川雪ノ且は、富士山を望む雪景色の風景画を描いた傑作浮世絵です。江戸時代の木版画錦絵大判であり、茶屋の空間構成と雄大な自然、遠景の朝焼けのグラデーションがドラマティックな詩情を生み出しています。北斎ブルーが効いた雪景色の中に、人物描写を配することで、北斎の芸術性を示し、日本美術における地位を確固たるものにしました。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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