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白衣観音図 20-100046

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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慈悲の光に包まれた観音の清らかなる瞑想
観音菩薩が坐す足元には波が立ち、上部からは滝が流れ落ちる水の情景が描かれています。この動的な自然の描写の中に、観音の静止した存在が際立ち、深い瞑想の境地を表しています。

■アーティスト
酒井抱一 (1761–1829)
江戸琳派を大成させた絵師であり、俳人でもありました。姫路藩主の名門に生まれながら俗世を離れ、芸術に生涯を捧げた異色の存在です。尾形光琳に傾倒し、その雅やかな作風を継承しつつ、江戸の洗練と詩情を融合させた独自の美を築きました。代表作『風神雷神図屏風』は、光琳への深い敬意を込めた再解釈として知られ、金地に舞う神々の姿に静謐と躍動が同居しています。抱一の画は、繊細な線と淡い色調の中に、四季の移ろいや人生の儚さが漂います。俳諧や書にも秀で、自然と心を結ぶ美意識を絵筆に託しました。華やかでありながら寂寥を帯びたその世界は、江戸後期の感性を象徴し、今もなお「光琳の再来」と称されるほどの静かな輝きを放っています。

■作品概要
白衣観音図
白衣をまとって静かに坐す観音菩薩は、慈悲の極致を体現しています。その清らかな姿は、背後の満月のような光背と相まって、闇夜に輝く救済の希望の光のようです。この瞑想的な静けさは、見る者の心の喧騒を一瞬で鎮め、内省へと誘う深い力を持ち、日本美術における仏画の傑作と言えます。
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酒井抱一の白衣観音図は、仏画における慈悲と救済の主題を琳派的な芸術性で昇華させた傑作です。江戸時代に制作されたこの日本画の軸装作品は、水墨画と彩色の技法を融合させ、観音菩薩の瞑想的な姿を光背と共に幻想的に描いています。滝や波の描写が衆生の煩悩を示唆し、白衣の観音がそれらを乗り越えて悟りの境地に至る技法的な伝統を日本美術に確立しました。

■サイズ
・A4サイズ / 210mm×297mm 
・A3サイズ / 297mm×420mm
・A2サイズ / 420mm×594mm


■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
酒井抱一 抱一 白衣観音図 観音 観音菩薩 仏画 仏教 琳派 伝統 芸術 日本美術 日本画 軸装 慈悲 救済 瞑想 水墨画 彩色 技法 滝 波 悟り 衆生 傑作 江戸時代 光背


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