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月下の鹿 25-100069

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4短辺正方形(21×21cm)
A3短辺正方形(29.7×29.7cm)
A2短辺正方形(42×42cm)
購入数
月光に照らされ、静寂に包まれた秋の物語
立派な角を持つ雄鹿が凛として佇む姿は、威厳と力強さを感じさせます。その傍らに穏やかな表情で寄り添う雌鹿との対比は、動物たちの間に流れる優しい絆を静かに示しています。

■アーティスト
小原古邨 [ おはらこそん ] (1877-1945)
本の画家・木版画の下絵師で、花鳥画を中心に活躍しました。本名は小原又雄で、加賀国(現・石川県)出身。鈴木華邨に学び、フェノロサの影響を受けながら、アメリカ向けの花鳥画を多く制作しました。初期は肉筆画を発表し、版元・松木平吉の依頼で版画の下絵を手掛けました。大正時代には「祥邨」、昭和初期には「豊邨」と号を改め、渡辺版画店などを通じて多くの作品を発表。彼の版画は、伝統的な浮世絵技法と写実的な表現を融合させた独自のスタイルで評価されています。作品は主に海外輸出向けで、ボストン美術館や大英博物館などに所蔵。近年、日本国内でも展覧会が開催され、その芸術性が再評価されています。

■作品概要
月下の鹿
淡い満月の光の下、雄鹿と雌鹿らしき二匹の鹿が、紅葉した枝のそばに佇む静謐な情景が描かれています。小原古邨によるこの作品は、秋の夜の叙情的な雰囲気を捉え、自然の中に生きる動物たちの優美さと神秘性を表現しています。雄鹿の堂々とした角と、二匹の穏やかな表情は、夫婦や家族の絆、そして日本の秋の情緒を感じさせます。背景の柔らかな光と、前景の赤茶色の葉のコントラストが、静寂の中に深みを与え、見る者に心安らぐ郷愁と感動をもたらす傑作です。
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小原古邨の花鳥画の新版画作品であるこの木版画は、満月の夜の自然の中に鹿が二匹、紅葉の下に佇む叙情的な秋の情景を描いています。浮世絵の伝統を受け継ぐ日本画の芸術であり、雄鹿と雌鹿の家族の絆を穏やかな筆遣いで繊細に表現しています。和風の美術作品として、神秘的な生き物の姿に自然の美が凝縮されています。

■サイズ
・A4短辺正方形/ 210mm×210mm 
・A3短辺正方形/ 297mm×297mm
・A2短辺正方形/ 420mm×420mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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