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竹籠に牡丹 25-100077

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
牡丹と辛夷が織りなす、優美な生命のハーモニー
大きな存在感を放つ淡いピンクの牡丹と、上部に向かって伸びる白い辛夷の花の優美な対比が見事です。小原古邨は、花の花びらの一枚一枚や蕾の形を繊細な線と柔らかな色彩で捉え、竹籠と調和させています。

■アーティスト
小原古邨 [ おはらこそん ] (1877-1945)
本の画家・木版画の下絵師で、花鳥画を中心に活躍しました。本名は小原又雄で、加賀国(現・石川県)出身。鈴木華邨に学び、フェノロサの影響を受けながら、アメリカ向けの花鳥画を多く制作しました。初期は肉筆画を発表し、版元・松木平吉の依頼で版画の下絵を手掛けました。大正時代には「祥邨」、昭和初期には「豊邨」と号を改め、渡辺版画店などを通じて多くの作品を発表。彼の版画は、伝統的な浮世絵技法と写実的な表現を融合させた独自のスタイルで評価されています。作品は主に海外輸出向けで、ボストン美術館や大英博物館などに所蔵。近年、日本国内でも展覧会が開催され、その芸術性が再評価されています。

■作品概要
竹籠に牡丹
深く濃い藍色の背景に、牡丹や辛夷(コブシ)、そして梅の枝が竹籠に活けられた華やかで格調高い情景が描かれています。小原古邨によるこの作品は、花鳥画というよりは花そのものに焦点を当て、春の訪れを象徴する複数の花が一堂に会す生命の豊かさを表現しています。濃い背景に対して、淡いピンクの牡丹や白の辛夷が際立ち、繊細な色彩と緻密な筆遣いが花の優美さを最大限に引き出しています。和の情緒と自然の恵み、そして生け花の芸術性が見事に調和した感動的な傑作です。
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小原古邨の花鳥画の新版画作品であるこの木版画は、牡丹、辛夷、梅などの花が竹籠に活けられた生け花の情景を描いています。浮世絵の伝統を受け継ぐ日本画の美術として、深く濃い藍色の背景に華やかな色彩を用い、春の自然の生命の豊かさを繊細な筆遣いと構図で表現しています。和風の芸術が近代に花を咲かせたことを示す作品です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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