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泉の精をのぞき見るフォーン 16-100511

3,450円(税込)

定価 3,950円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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静寂の泉に忍び寄る野性の気配と官能の調べ
岩の冷たさや水の瑞々しさ、そして肌の温もりまでを感じさせる描写は、言葉を超えたリアリティを持って迫ってきます。重厚な色彩の重なりが、大気の湿り気や森の奥深くの静寂を見事に視覚化しており、五感を激しく刺激します。象徴主義の真骨頂とも言えるこの空間構成は、理屈を超えた根源的な美しさを湛えています。

■アーティスト
フランツ・フォン・シュトゥック [ Franz von Stuck ] (1863-1928)
ドイツ象徴主義を代表する画家・彫刻家・建築家です。ミュンヘンを拠点に活動し、神話や寓意を題材とした官能的で重厚な作品で知られています。とくに《罪》《サロメ》《ルシファー》など、運命や欲望、死といった主題を妖艶かつ劇的に描き、世紀末美術の精神を体現しました。画面を縁取る装飾的な額縁も自ら設計し、絵画と建築・デザインを統合する姿勢を示しています。また、後にミュンヘン美術院の教授となり、教え子にはカンディンスキーやクレーなどがおり、20世紀美術への橋渡し的存在と評価されています。

■作品概要
Quellnymphe von Faunen belauscht (1911)
陽光を遮る巨大な岩陰の奥深く、清らかな泉に身を浸すニンフの姿が描かれています。白い肉体は、周囲の湿り気を帯びた岩肌の青緑色と対照的に、柔らかな光を放ちながら浮かび上がっています。その穏やかな表情は外界の騒がしさを忘れ、静かに流れ落ちる水滴の音にのみ意識を向けているかのようです。しかし、岩山の向こう側には、欲望を剥き出しにしたフォーンたちが息を潜め、ニンフの無防備な美しさを盗み見ています。聖域のような静謐さと、背後に迫る荒々しい生命力が生み出す緊張感。一瞬の静寂の中に、文明の理性を揺さぶるような原始的な本能の火花が散っています。自然界の二面性を象徴するようなこの情景は、禁断の目撃者となり、心の奥底に眠る夢幻の世界へと誘います。
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フランツフォンシュトゥックが描いた本作は、神話の世界に生きるニンフと彼女を盗み見るフォーンたちの姿を通じて、人間の内面に潜む欲望と野性の本能を鮮烈に映し出しています。世紀末の象徴主義が追求した官能的な身体美は、巨大な岩や静謐な泉という聖域のような舞台設定によって、より一層神秘的な輝きを放ちます。水面に映る光や褐色の筋肉を捉えた緻密な筆致は、黄金に染まる空の下で繰り広げられる一瞬の緊張を永遠のものへと昇華させています。質感豊かな描写によって視覚化された神話の情念は、見る者を幻想的な深淵へと誘い、理性を超えた生命の躍動を伝えています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
ニンフ ファウン 泉 盗み見 覗き見 神話 象徴主義 世紀末 裸婦 官能 筋肉 欲望 野性 本能 静寂 聖域 岩 水面 黄金 幻想 緊張 質感 筆致 情念 身体美



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