365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

上下を黒く縁取られたミニアチュール 26-100166

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

  • サイズ
  • 用紙
購入数
有機形態の饗宴。生命の記憶を凝縮した世界
三角の峰、うねる丘、小さな緑の木々、円形の葉、流れる水のような帯。どれも具体的な名前を持ちながら、ひとつひとつの境界が溶け合い、大地・植物・空・水が分かちがたく絡み合います。チュニジアへの旅で色彩の解放を体験したクレーが、自然の記憶を抽象の文法で再構成した、熱帯的な豊かさに満ちた世界です。

■アーティスト
Paul Klee (German, 1879-1940)
スイス生まれのドイツ人画家・美術理論家です。父は音楽教師、母は声楽家という音楽一家に育ち、クレー自身もヴァイオリンをプロ級に弾きこなすほどの腕前でした。この音楽への深い素養は、生涯にわたって作品に色濃く反映されています。1914年のチュニジア旅行が大きな転機となり、強烈な光と色彩に触れたことで「色彩が私を捉えた」と記し、それ以降は鮮やかな色彩と抽象表現へと画風が明確に変化しました。カンディンスキーらとともに「青騎士(ブラウエ・ライター)」を結成し、1920年からはバウハウスで造形論の講義を担当。理論家としても重要な存在でした。その作風は表現主義にも超現実主義にも収まらない独特のもので、子どものような無邪気な線と深い思索が共存しています。晩年は難病・強皮症を患いながらも制作を続け、1940年にスイスで没しました。

■作品概要
Miniatüre Oben u Unten Schwarz Gefasst (Miniature Framed Black at Top and Bottom) (1917) ミニアテュール・オーベン・ウント・ウンテン・シュヴァルツ・ゲファスト
全面に小さな生命の断片が溢れています。橙・黄・緑・青・ピンクの有機的な形が絡み合い、三角の山、丸い葉、うねる流れ、小さな樹木、大地と空と水のすべてが、ひとつの祝祭のように混ざり合います。上下を縁取る黒い帯が、この色彩の宴を小さな「世界」として完結させています。1917年は、クレーがドイツ軍に従軍しながらも精力的に制作を続けていた時期。戦時中、クレーは経理事務の合間を縫って野外に出て水彩絵具を手に制作に没頭しました。タイトルに「ミニアチュール」とあるように、絵画を宝石細工のような精緻な小宇宙として扱うクレー特有の視点が、この作品にも色濃く宿っています。黒い縁取りは額縁ではなく作品の一部。大いなる自然を手のひらに収めた、静かな詩です。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
パウル・クレー 上下を黒く縁取られたミニアチュール Miniatüre oben unten schwarz gefasst 1917 水彩 第一次世界大戦 従軍 自然 有機形態 橙 黄 緑 青 ピンク 三角 丸 樹木 大地 ミニアチュール 小宇宙 表現主義 近代美術 ドイツ スイス 20世紀絵画 色彩理論 抽象 豊かさ 生命 チュニジア


お届けについて

おすすめ商品

新着商品