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後ろから見た豚 15-100023

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 半光沢紙フォトマット紙
A4短辺正方形(21×21cm)
A3短辺正方形(29.7×29.7cm)
A2短辺正方形(42×42cm)
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日常にアートの遊び心、無防備な命の愛おしさ
後ろ姿は最も無防備で、最も飾りのない姿です。シーレは人間の自画像においても、しばしば背中や横顔を選びましたが、この豚の後ろ姿にはそれとは異なる軽みと温かさが漂っています。丸みのある臀部と小さな四肢のバランスは、ユーモラスでありながら愛おしく、生き物の存在そのものへの純粋な関心を感じさせます。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。

■作品概要
Schwein von hinten (1918)
丸みを帯びた臀部、短い四肢、くるりと巻いた尻尾。シーレの筆が、これほど無邪気に、これほど軽やかに踊ったことがあったでしょうか。1918年、シーレ28歳。スペイン風邪が妻エディットの命を奪ったその年、その同じ年に描かれた一枚。人間の苦悩と欲望を凝視し続けた画家が、最晩年に豚の後ろ姿へと向けた眼差し。そこには批評も諦念もなく、ただ生き物の存在そのものへの、静かな愛着があります。太い黒の輪郭線、鮮烈なオレンジ、そして大胆に空けられた余白。装飾も感傷もそぎ落とし、最小限の線と色だけで命の丸みを捉えた。ユーモアとペーソスが同居する、シーレの知られざる一面です。重厚な生涯の末に、一匹の豚の背中。
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エゴン・シーレが1918年に描いた後ろ姿の豚(Schwein von hinten)は、表現主義とウィーン世紀末の画家として知られるシーレの、意外な動物画の傑作です。鮮烈なオレンジの背景に、太い輪郭線と大胆な余白だけで描かれた豚の後ろ姿は、最小限の線描と素描・水彩の技法で生命力と愛着を凝縮した一枚です。くるりと巻いた尻尾と丸みのある臀部にはユーモアとペーソスが同居し、人間の苦悩を凝視し続けた晩年のシーレが動物の存在そのものへと向けた穏やかな眼差しが漂っています。ウィーン分離派展での絶頂期と、スペイン風邪による妻の死が重なった同年に描かれたこの作品は、告白的絵画とは異なる静けさの中に、シーレの魂の線の本質を宿しています。オーストリア絵画・近代絵画・20世紀絵画の文脈においても異色の輝きを放つ、シンプルにして深い一枚です。

■キーワード
エゴン・シーレ 後ろ姿の豚 動物画 1918年 表現主義 ウィーン世紀末 オーストリア絵画 オレンジ 線描 余白 ユーモア 晩年 近代絵画 20世紀絵画 ウィーン分離派 豚 生命力 輪郭線 最小限 素描 水彩 動物 愛着 ペーソス スペイン風邪 絶頂期 後ろ姿 シンプル 告白的絵画 魂の線

■サイズ
・A4/ 210mm×210mm 
・A3/ 297mm×297mm
・A2/ 420mm×420mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


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