365日出荷 ★ 全国送料無料 ★ 安心の国内発送

自画像 15-100028

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 ノーマルロゴ
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
緑の顔、色彩による自己解体
顔を覆う緑と橙の色彩は、シーレの自画像における最も大胆な実験のひとつです。美化でも写実でもなく、内的状態を色として皮膚に塗り込めたこの手法は、自己を外側から観察するのではなく、内側から解体しようとする意志の表れ。ウィーン美術アカデミーを去り、自らの表現を模索し始めたばかりの20歳が、鏡の前で己の存在に問いを突きつけた痕跡です。

■アーティスト
Egon Schiele (Austrian, 1890-1918)
20世紀初頭のウィーンで鮮烈な足跡を残した表現主義を代表する画家です。グスタフ・クリムトに才能を見出され強い影響を受けましたが、やがて独自のスタイルを確立しました。最大の特徴は、鋭く力強い線描と、極端に歪められたポーズです。人間の肉体を通じて、内面にある孤独、不安、性、そして死といった生々しい感情を曝け出しました。多くの自画像を描き、自己の内面を徹底的に見つめ続けたその姿勢は、当時の倫理観を揺さぶるほど過激なものでした。彼の作品に漂う退廃的な雰囲気と、剥き出しの生命力は、100年以上経った今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。スペイン風邪によりわずか28歳でこの世を去りましたが、短すぎる生涯の中で残された数多くの素描や油彩画は、人間の深淵を描いた芸術として高く評価されています。痛切なまでの純粋さが宿る画家です。


■作品概要
Selbstbildnis (1910)
緑と橙に染まった顔が、斜めからこちらを睨みつける。眉を寄せ、口を引き結び、左手の指をぎこちなく広げながら。挑発とも怒りとも、あるいは恐怖とも取れる表情。1910年、シーレ20歳。自分の顔と向き合うことは、世界と向き合うことでもありました。胴体はほぼ黒い輪郭線だけで描かれ、色彩は顔と手と脚だけに集中しています。緑・橙・赤が激しく交錯する肌の色は、実際の人間の色ではなく、内側から滲み出る感情の色。背景の黄土色の紙が肌の地色として機能し、描かれた部分と描かれない部分が分かちがたく絡み合う構成です。指を広げた左手は、この作品において最も饒舌な部位。握るでも、指差すでもなく、ただ宙に向かって開かれた指先は、言葉にならない何かを掴もうとする魂の動きそのもの。緑の顔が、沈黙のまま叫んでいます。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
エゴン・シーレ 自画像 Selbstbildnis 1910年 表現主義 ウィーン世紀末 オーストリア絵画 水彩 素描 線描 緑 橙 余白 輪郭線 手 内面表現 自己凝視 近代絵画 20世紀絵画 ウィーン分離派 青年期 色彩象徴 孤独 実存 告白的絵画 魂の肖像 挑発 感情 身体表現 自己解体



お届けについて

おすすめ商品

新着商品

最近チェックした商品