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富嶽三十六景 山頂白雨 21-100020

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
天を突く赤褐色の峰、山麓を切り裂く稲妻の衝撃
当時の浮世絵において、目に見えない「光」や「音」をどう表現するかは絵師の腕の見せ所でした。北斎はあえて曲線を排し、角張った鋭利な線で稲妻を描くことで、空気を震わせる電光のエネルギーを完璧に記号化しました。この抽象的とも言えるモダンなデザイン感覚が、現代の私たちにとっても古さを感じさせない迫力を生んでいます。

■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期を代表する浮世絵師で、その画業は70年にわたりました。北斎は19歳の頃に勝川春章に師事し、浮世絵師としての活動を開始しました。その後、彼は独自のスタイルを追求し、様々なテーマに挑戦してきました。風景、歴史上の人物、花魁、役者、動植物、自然現象、仏教道具、妖怪など、彼が手掛けたテーマは多岐にわたり、生涯で34,000点以上の作品を残しました。 北斎は、当時の日本画では珍しかった西洋の絵画技法にも興味を持ち、銅版画や油絵などを取り入れました。彼の作品は19世紀後半のヨーロッパにも影響を与え、ジャポニスムと呼ばれる日本美術の流行を生みました。

■作品概要
富嶽三十六景 山頂白雨 (1825-1838)
『冨嶽三十六景 山下白雨』は、通称「黒富士」として親しまれている傑作です。上部には、どこまでも澄み渡る群青色の空に、夏の入道雲が美しく湧き立っています。そこには富士の山頂が泰然と座しており、陽光を浴びた赤褐色の山肌が神々しいまでの存在感を放っています。しかし、視線を山麓へと落とすと、光景は一変します。麓は漆黒の闇に包まれ、そこから鋭い黄金色の稲妻がジグザグに走り抜けています。「白雨(はくう)」とは夕立やにわか雨を指し、山頂は快晴であるのに対し、裾野では激しい雷雨に見舞われているという、高山特有の気象現象を見事に描き出しています。北斎は、斜めに横切る富士の稜線によって、天上の平穏と下界の荒天を真っ二つに分断しました。この極端な対比によって、富士山が人間界の営みや天候を超越した「聖域」であることを強調しています。一切の妥協を排した力強い造形は、北斎が到達した風景画のひとつの到達点と言えるでしょう。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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