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雉と蛇 21-100039

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

 フォトマット紙半光沢紙
A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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一瞬の静寂に潜む、生と死の激しいせめぎ合い
この作品の最大の衝撃は、雉の優雅さと蛇の禍々しさが一つの円を描くように融合している構図にあります。蛇の曲線は雉の美しい形態を破壊しようと絡みついていますが、その複雑な絡み合いこそが、比類なき造形美をもたらしています。北斎は、残酷な捕食の瞬間を、永遠に色褪せない完璧な芸術作品へと昇華させました。

■アーティスト
葛飾北斎 (1760-1849)
江戸時代後期の浮世絵師で、特に「富嶽三十六景」で有名です。北斎は江戸の本所に生まれ、本名は「中島時太郎」ですが、数々の画号を持ち、最終的に「葛飾北斎」を名乗りました。北斎の作品は、日本の伝統的な絵画技法と独自の発想を融合させ、自然や風景、人物を細密に描写する点で特異な魅力を放ちます。代表作である「富嶽三十六景」は、富士山を題材にし、角度や季節、天候ごとに異なる富士山の姿を描いたシリーズです。この作品は日本国内のみならず、ヨーロッパでも高く評価され、特にフランスの印象派画家たちに多大な影響を与えました。

■作品概要
雉と蛇
葛飾北斎による「雉と蛇」は、自然界の厳しい摂理を冷徹なまでの観察眼で描き出した肉筆画の白眉です。中央には、その長い尾を蛇に幾重にも巻き付かれた雉の姿があります。美しい色彩を誇る雉の羽毛と、獲物を締め上げる蛇のうろこ状の肌。この対照的な質感が、異様なまでの生々しさを与えています。北斎の筆致は、雉の首の羽に見える深い紺色や、尾羽の複雑な紋様において真骨頂を発揮しています。特筆すべきは雉の表情です。死の淵にありながらも、どこか誇り高さを失わない鋭い眼差しは、心に深い印象を刻みます。一方の蛇は、冷徹な捕食者として雉の胴体を締め上げ、鎌首をもたげて次の一手を伺っています。北斎は、単なる生物の模写を超え、目に見えない「殺気」や「生存本能」を可視化しました。背景を大胆に排した構成は、この二者の死闘をこの世の唯一の真実であるかのように浮き上がらせており、北斎が晩年に追求した森羅万象の真理を体現しているかのようです。
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江戸時代の巨匠・葛飾北斎が描いた「雉と蛇」は、花鳥画の枠を超えた生死のドラマを伝える日本画の傑作です。肉筆画ならではの緻密な彩色で描かれた雉の美しい羽毛と、それを締め上げる蛇の生々しい質感は、北斎の鋭い観察眼と写実への執念を物語っています。捕食という残酷な一瞬を、完璧な構成と対比によって表現したこの作品は、浮世絵師としての北斎の独創性が光る芸術の極致です。晩年の北斎が放つ圧倒的な筆致は、画面全体に張り詰めた緊迫感を与え、伝統的なテーマの中に現代にも通じるモダンなデザイン性を宿らせています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
本商品は用紙のご選択が可能です

⇒ フォトマット紙0.25mm厚
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。

⇒ 半光沢紙026mm厚
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


■キーワード
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