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聖モニカと追憶の風景 11-100114

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
【アーティスト】
アレクサンドル・カバネル [ Alexandre Cabanel ] (1823年9月28日 - 1889年1月23日)
19世紀フランスのアカデミック美術を代表する画家であり、理想的な美と優雅さを追求した作品で広く知られています。彼はエコール・デ・ボザール(フランス国立高等美術学校)で学び、1845年には権威あるローマ賞を受賞。これによりイタリアへ留学し、ルネサンス芸術の影響を受けながら、その洗練された技術を確立しました。

カバネルの代表作には、1863年に発表された《ヴィーナスの誕生》があり、その優美な表現は高く評価されました。この作品はフランス皇帝ナポレオン3世によって購入され、カバネルの名声を決定づけるものとなりました。彼はまた、多くの肖像画も手がけ、上流階級や王侯貴族の間で非常に人気を博しました。その作品は繊細な筆致と豊かな色彩が特徴で、見る者を魅了する美しさを備えています。

カバネルは画家としての成功だけでなく、教育者としても大きな役割を果たしました。エコール・デ・ボザールの教授として多くの若手画家を指導し、彼の影響は次世代の芸術家たちにも及びました。彼のアカデミック美術は、時代を超えて愛され続け、現在もルーヴル美術館やオルセー美術館をはじめとする世界の美術館に所蔵され、その優雅で洗練された作品は多くの人々に感動を与えています。

【作品概要】
Saint Monica in a Landscape
聖モニカを描いた作品です。聖モニカはキリスト教の聖人であり、特に聖アウグスティヌスの母として知られています。この絵画では、聖モニカが深い哀愁を帯びた表情で、弱き者を庇護するような姿が描かれています。背景にはドラマチックな雲が広がり、彼女の内面的な苦悩と祈りを象徴しているように見えます。聖性を示す後光が彼女の頭上に描かれ、神聖な存在であることを強調しています。カバネル特有の繊細な筆致とドラマティックな構図が際立つ作品です。
彼女の顔立ちは端正で、中性的ともいえる雰囲気を持っており、力強く意志の強そうな表情が特徴的です。また、衣装の色合いやデザイン、構図の荘厳さが、聖性と母性的な優しさを同時に感じさせます。この作品では、聖モニカを単なる「母」としてではなく、神への信仰と苦難に耐える強い人物として描いているため、性別を超えた精神的な威厳が表現されているのかもしれません。
また、カバネルはアカデミックな絵画の伝統に従いながらも、神話や宗教画の人物を理想化して描く傾向がありました。そのため、聖モニカの姿も単なる女性的な美しさだけでなく、象徴的な存在としての普遍的な力強さを込めて描かれたのではないでしょうか。

【サイズ】
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

【材質】
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。


【キーワード】
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