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木星とセメレ 17-100100

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
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破滅的な愛と崇高な死の瞬間
玉座に座るユピテルが、黄金に輝く神々しい姿で描かれています。その強烈な光と、彼を取り巻く緻密な装飾は、人間の感覚を超越した神の絶対的な存在を表現しています。対照的に、ユピテルの膝から滑り落ちるセメレの裸体は、純粋でありながらも儚く、破滅的な愛の結末を物語っています。

■アーティスト
ギュスターヴ・モロー [ Gustave Moreau ] (1826-1898)
19世紀フランスにおいて「夢の深淵」を描き続けた孤高の象徴主義者です。彼の絵画は物語でも現実でもなく、魂の奥底で燃え上がる神話そのもの。金箔のように煌めく色彩、宝石のごとく散りばめられた細部、静かに佇む人物の背後に潜む、言葉にできない緊張と祝祭。それらが混ざり合い、不可視の世界へ引きずり込みます。サロメ、オルフェウス、古代の神々...ローは彼らに「神話の面影」ではなく「人間の欲望と崇高さ」を与えました。孤独にアトリエへ籠り、無数の素描を積み上げながら、美と精神の極北を追い続けた画家。その作品は今も、静かに、しかし確実に、我々の内なる闇と光を呼び覚まします。

■作品概要
Jupiter and Semele (1894–95)
ギュスターヴ・モローが神話のテーマを極めて幻想的に、そして象徴的に描き出した晩年の大作です。古代ギリシャ・ローマ神話より、最高神ユピテル(ゼウス)が、人間の愛人セメレの願いに応え、自身の神の姿を現した結果、セメレがその光の圧倒的な輝きに耐えきれず焼死する悲劇的な瞬間を描いています。画面は、宝石のように複雑に描き込まれた装飾と、無数の天使や異形の生物で埋め尽くされており、ユピテルの座する玉座はまさに宇宙の中心です。モローの豊饒なイマジネーションが、愛と死、人間と神の隔絶という、普遍的なテーマを絢爛たる色彩と光で表現しています。
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ギュスターヴモローの晩年の大作であるJupiterandSemeleは、1894年頃に制作された油彩画で、象徴主義の極致を示す幻想的な表現主義の作品です。ギリシャ神話の悲劇的な神話を題材に、最高神ユピテル(ゼウス)と人間の愛人セメレの愛と破滅の瞬間を描いています。絢爛で壮麗な色彩とライティングで、ユピテルの玉座と、そこにひしめく天使や異形の存在、セメレの絶望を視覚化しています。この世紀末の作品は、崇高さと絶望を融合させたモローのロマン主義的な想像力の深さを物語っています。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm 
・A3/ 297mm×420mm
・A2/ 420mm×594mm

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
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