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はしごの上の蛇 26-100149

3,450円(税込)

定価 3,900円(税込)

A4(21×29.7cm)
A3(29.7×42cm)
A2(42×59.4cm)
購入数
大地の記憶を宿した、太古の沈黙と光のテクスチャ
背景に広がる深みのある色調は、長い年月を経て風化した壁画や、陽光を吸い込んだ砂岩を彷彿とさせます。クレーは、単に色を塗るのではなく、複雑な層を重ねることで、画面そのものに「時間」という厚みを与えました。左側に配置された幾何学的な構造や植物のようなモチーフ、そして右側の赤い月のような円環が、この空間を単なる風景ではなく、神話的な意味が幾層にも重なり合う、知的な瞑想の場へと昇華させています。

■アーティスト
パウル・クレー [ Paul Klee ] (German, 1879-1940)
スイス生まれのドイツ人芸術家で、表現主義、キュビズム、シュルレアリスムなど多様な芸術運動の影響を受けつつ、極めて個性的な画風を築きました。クレーは音楽家としての素養も持ち、ヴァイオリンやピアノを学んでいたことから、音楽と色彩の感覚を互いにリンクさせる独自の感性を育みました。そのため、彼の抽象作品には、まるで音楽のリズムや旋律を視覚化したかのような、音楽的構造や調和が随所に見られます。これは、色聴の共感覚者として知られるワシリー・カンディンスキーと共通する特性でもあり、二人の抽象画に共鳴する精神性を感じさせます。また、クレーはバウハウスで教育活動を行い、色彩理論や造形の原理を体系化。ユーモアや子どもの視点、音楽的感性を取り入れた作品は、抽象と詩情が共存する独特の魅力を放ちます。ナチスによる迫害や難病にも苦しみながら、創作への情熱を失わず、多くの名作を生み出しました。彼の生涯と作品は、20世紀美術における創造と自由の象徴として、今なお多くの人々にインスピレーションを与えています。

■作品概要
Die Schlange auf der Leiter (1929)
砂漠の静寂を思わせる黄土色の画面に、天へと伸びる細い梯子と、そこに絡みつく一匹の蛇。1929年、クレーがエジプトへの旅を経て、東洋的な神秘主義と数学的な秩序を融合させていた時期の傑作です。蛇は古来より知恵や再生、あるいは誘惑の象徴とされてきました。この一枚からは、当時の人々が近代化の波の中で失いかけていた、根源的な霊性や宇宙の真理へ到達しようとする切実な憧れが、静かな熱を帯びて伝わってきます。
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パウル・クレーが1929年に手がけた『梯子の上の蛇』は、エジプトへの旅を通じて得た神秘主義的な洞察を、抽象画として結実させた作品です。蛇という知恵と再生の象徴が、垂直に伸びる梯子に絡みつきながら上昇する姿は、宇宙の真理を追い求める人間の精神的な意志を表現しています。幾何学的な構成と、うねるような曲線が共鳴し、生命の根源的な響きを奏でる一方で、背景の重層的な色彩やテクスチャは、太古から続く霊性と瞑想の時間を私たちに提供します。時代を超えて愛されるこのモダンアートには、芸術が持つ象徴的な力と、クレー独自の深い表現力が凝縮されており、一枚の絵の中に広大な精神世界が広がっているのです。

■サイズ
・A4/ 210mm×297mm
・A3/ 297mm×420mm 
・A2/ 420mm×594mm 

■材質
半光沢紙使用
光沢を抑えた仕上がりで反射が少なく、どの角度からでもきれいに鑑賞できます。

■キーワード
パウル・クレー 1929年 梯子の上の蛇 抽象画 エジプト 旅 神秘主義 知恵 再生 梯子 蛇 垂直 曲線 精神 宇宙 真理 幾何学 生命 意志 瞑想 背景 テクスチャ 色彩 構成 象徴 表現 時代 芸術 モダンアート 霊性


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